(株)ピーエフユー(PFU)は、Webブラウザで帳票を出力するツール『BIP for Web V5.1』を発売した。
『BIP for Web V5.1』でクライアントPCのWebブラウザに『BIP』で作成した帳票を表示したところ |
『BIP for Web』は、帳票作成ツール『BIP』で設計した帳票をクライアントPCのWebブラウザに出力し、印刷可能にするソフトウェア。データの入力はテキスト形式で行なうため、テキストデータを取り扱うことができる既存のミドルウェアとの連携も可能だ。また、出力される帳票イメージはクライアントPCで生成するため、サーバのCPUには負荷をほとんどかけずに処理を行なうことができるという。
『BIP for Web V5.1』では、対応するWebブラウザにInternet Explorer 6が追加されたほか、JPEGやTIFFイメージの表示に対応する、出力できるバーコード種類を拡充する、レイアウトの異なる帳票を組み合わせて出力するといった機能が追加されている。
『BIP for Web』が対応するサーバはこれまでWindowsとSolaris、Turbolinuxに限られていたが、Linuxの業務システム導入が本格化してきたことなどを受け、Red Hat LinuxやMiracle Linux、Caldera OpenLinuxなどにも対応した。クライアントはActiveXコントロールまたは専用のプラグインを使用して帳票を生成するため、Windowsのみの対応となる。動作環境は以下のとおり。
- 『BIP for Web V5.1 Linux版』サーバ側動作環境
- 対応ハードウェア……富士通(株)の“Linuxバインドモデル”またはPFUの“Linuxサポートサービス”対象モデル
- メモリ……32MB以上
- HDD……インストールディレクトリに11MB以上、/varディレクトリに4MB以上の空き容量
- 対応OS……Turbolinux Server 日本語版 6.1/Server 6.5/7 Server、Red Hat Linux 7.2 Professional/7.3/8.0 Professional/Advanced Server 2.1、MIRACLE LINUX V2.1、Caldera OpenLinux Server 3.1.1
- 『BIP for Web』クライアント側動作環境
- メモリ……64MB以上
- HDD……Windowsシステムドライブに15MB以上の空き容量
- 対応OS……Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
- 対応Webブラウザ……Internet Explorer 4.01以降、Netscape Navigator 4.04以降(Netscape 6以降は未対応)
『BIP for Web V5.1 Linux版』の価格は20クライアントライセンス、サーバ1CPUライセンスで50万円から。なお、購入に際しては、富士通のIAサーバを対象とした“Linuxサポートサービス”の契約が必要になる。