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【番外レポート】吉井怜、白血病闘病記「神様、何をするの…」出版記念の握手会開催で元気一杯の復帰宣言

2002年09月21日 00時00分更新

文● 稲葉九

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吉井怜

 吉井怜ちゃんが元気に復帰!2000年の夏、グラビアのロケ先で突然倒れ、白血病と診断され芸能活動を休止していた怜ちゃんが、この日、幻冬舎より9月7日発売の著書『神様、何をするの…』の出版記念握手会に元気な姿で登場した。
 「(カメラの前に立てるのが)感激で。うれしくて、うれしくて」イベント前に行われた囲み取材でこう語ってくれた怜ちゃん。「両親は、本当によく頑張ってくれたねって言ってくれて、友達はすごく読みやすかったって言ってくれるので、何か私も“あっ、良かった”って思ってます。読みやすいって言われるのが一番うれしいんです。私にはどこか、止まっていたような2年間の気がしていたんですけど、改めて読んで、いろいろあったなって思うし、2年間を乗り越えたんだなって思いました」



吉井怜 吉井怜

 当時、想像以上に悪化していた病気のため、怜ちゃんは骨髄移植を受ける。「私、もとはA型だったんですけど、母親から骨髄を頂いたので、母親のO型に変わりました。よく言われるんですけど、O型ぽくなったね、って。O型ぽいって言うのが私、どういうのかわからないんですけど、O型ぽくなってきたね、っていうのと、お母さんに似てきたねってよく言われるんですよ。それが褒め言葉かわからないんですけど(笑)。母親は私と話していても友達感覚で、すごく明るいんです。少し落ち着かないところって言うんですか、何かをしていてもすぐに違う事をしだしたりだとか、そういうところが似てきたのかなって(笑)思います。ホントに最近、落ち着かなくなったんですね。私、母親に似てきたのかなって思いますね」



吉井怜 吉井怜

 怜ちゃんが本格的な復帰を果たすドラマ「みのもんた人生相談デカ」が10月1日、夜9時からNTV系で放送される。役どころは“鎌田弥生”役。「2年前とは違う、もう少しお芝居が出来るようになってるかなって、自分では思うんですけど(笑)。(ドラマを)自分で見て勉強していきたいな、これからもお芝居をやっていきたいなって思います。(今後は)看護婦さんの役とかをやってみたいです。入院するまでは、自分の中でイメージしていたのがあって、実際に入院してみていろんな方がいるのを勉強したので、看護婦さんを演じるのも面白いかも知れないって思います。自分の想像とか理想で演じるんじゃなくて、見てきた看護婦さんを演じれたらなぁって思います」
 この日のイベントは復帰後初めて怜ちゃんがファンの前に姿を現す特別なイベントだった。「復帰して初めてで、2年前にも福家書店さんでイベントをさせて頂いて、それ以来だったので、またここに戻ってきて福家書店さんで出来るって本当に幸せな思いです。私、ずっと待っていたというか、この日を待ちわびて緊張しているんですけど、うれしさのあまり泣かないように(笑)、頑張りたいと思います」  怜ちゃんが体験した事、乗り越えてきた試練はきっと想像できるほど軽いものではないに違いないけど、怜ちゃんの著作を読んで、怜ちゃんと同じように感じ、成長できたら、著作を読んだ皆がきっと新しい何かを掴めるはず。



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