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書き込み速度32倍速でDVD読み出し16倍速!史上最速のコンボドライブが発売に

2002年07月05日 21時06分更新

文● 小磯

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CRWD-32FB

 これまでCD-R書き込み速度最大20倍速、DVD-ROM読み出し速度が最大12倍速モデルが最速タイとなっていたコンボドライブのスペックを大きく引き上げる製品がメルコから登場した。「CRWD-32FB」という型番が与えられた製品は、史上初めてCD-Rメディア書き込み速度が最大32倍速、そしてDVD-ROM読み出し速度が最大16倍速へ引き上げられた製品だ。



前面 背面
フェイスはトレイ部に“しわ”が作られている以外は非常にシンプルで、CD-RWやDVD-ROM対応をうたうロゴマークもない。インターフェイスは標準的
GCC-4320B

 32倍速書き込みと16倍速DVD-ROM読み出しを実現するドライブはLG製の「GCC-4320B」。改めて仕様を見てみると、CD-R書き込み速度は8/12/16/32倍速、CD-RW書き換え速度は2/4/10倍速で、CD-ROM読み出し速度最大40倍速、DVD-ROM読み出し速度最大16倍速となっている。また、詳細は不明ながら、DVD-Video再生時には読み出し速度を最適化し、ドライブ自体の駆動音を自動的に落とす機能を搭載。おそらく、DVD光学部がDVD-Video再生時には等倍なり2倍速なりの低速で動作するようになるのだろう。ちなみにDVDメディアはROMのほか、-R/-RWメディアの読み込みがサポートされている。



販売中

 キャッシュ容量は8MBで、こちらも詳細不明ながらバッファアンダーランエラー防止機能を搭載。ライティングソフト「WinCDR Lite」とパケットライティングソフト「PacketMan」、ソフトDVDプレーヤ「WinDVD」を同梱し、価格はコムサテライト3号店で2万780円と、書き込み20倍速モデルのメルコ製従来製品とほとんど変わらない価格での登場となった。バルクで販売されることの多い他社製品と比べると5000円程度割高にはなってしまうものの、第1線で十分利用できる32倍速書き込みをサポートしたコンボドライブとして、コンボドライブで書き込み/書き換え機能を重視する場合に絶好の選択肢となる可能性を秘めた製品とは言えるだろう。なお書き込みモードはディスクアットワンス、トラックアットワンス、セッションアットワンス、パケットライト、マルチセッションに対応。次世代パケットライト規格“Mt.Rainer”もサポートする。



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