アイアールキューブのコンパクトフラッシュ(CF)をATAPIデバイスとして認識させられるアダプタ「ICF-0x」シリーズに、メディアを2枚差せるようになった新型が登場した。
本体スロット側とインターフェイス側 |
3.5インチ版「ICF-01D」と2.5インチ「ICF-02D」の2種類が同時に発売されており、いずれもCFスロットは基板の表と裏に1つずつ設けられている。それを除けばコンデンサが1個載っている程度というごく単純な基板だが、2枚同時に差した場合、自動的に表側のメディアがMaster、裏側のメディアがSlaveとして認識されるという。つまりノバックの「Dual Slot Mount Kit」と同様、プライマリ/セカンダリのIDEコントローラを占有することになる点には注意が必要。
マニュアルより、表面がMaster、裏面がSlaveとなる |
3.5インチ版ICF-02Dを見てみると、Master側スロットが前方に飛び出し、Slave側スロットが後方に引っ込んでいるのがわかる。このため3.5インチベイに取り付けるとSlave側は容易に取り外せない位置となる。Slave側はメディアを固定して使い、メディアを取り替えて使うのはMasterの方、という使用法を想定しているようだ。
ICF-02Dの表面と裏面。CFスロットの位置に注目 |
また2.5インチ版ICF-01Dは、CFスロットが2つとなった分基板を薄くし、全体の厚みを従来品の9.5mmから9mmまで減らしているという。
ICF-01D。この薄さの中にコンパクトフラッシュ(CF)2枚を収められる |
アイアールキューブによれば、ノートPCで2枚のコンパクトフラッシュ(CF)を差して試したところ正常にATAPIデバイスとして認識されたとのこと。価格はコムサテライト1号店、2号店、3号店でICF-01Dが5980円、ICF-02Dが6980円。このほかOVERTOPが明日入荷(価格未定)としている。
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