日本ヒューレット・パッカード『hp Secure Linux』
日本ヒューレット・パッカード(株)は、セキュリティを強化した『hp Secure Linux』などを出展していた。
『hp Secure Linux』のデモ。Webサーバをバッファオーバーフロー攻撃によって書き換えられるかどうかを試している。 |
『hp Secure Linux』は、プロセス単位でファイルへのアクセス権を設定するほか、重要なプロセス自体をネットワーク上からみられないようにすることも可能で、仮にプロセスが乗っ取られたとしても、重要なファイルを書き換えたり見られたりしないようにするシステム。rootでのログインも、ローカルのコンソール以外からはできないような設定になっており、「サーバを安全な場所においておけば、重要なデータを書き換えられることはまずありません」という。
NTTコムウェア『Matrix Server』
NTTコムウェアは、SANを利用した共有ファイルシステム『Matrix Server』などを展示していた。
『Matrix Server』デモシステム。今のところ、HBAはQlogic製品、FCスイッチはBrocade製品以外には対応していないとのことだ。 |
『Matrix Server』は、SANを利用した共有ストレージを実現する製品。メタデータを各クライアントに持たせるなど、管理サーバが不要なため、高速でデータを読み書きすることができるほか、障害発生にも強いシステムを実現している。
『Matrix Server』管理画面。メタデータを各クライアントが持っているため、すべてのクライアントで管理機能を利用することができる。 |
アミュレット『Yellow Dog Linux 2.2』
アミュレット(株)は、『Yellow Dog Linux 2.2日本語版』などを展示していた。
『Yellow Dog Linux 2.2日本語版』。新型iMac上で動作デモを行なっていた。 |
『Yellow Dog Linux 2.2日本語版』はPowerPC上で動作するディストリビューション。Mac OS Xと異なり、古いタイプのMacintosh上でも動作する。開発担当者によると、単に『Yellow Dog Linux 2.2』を日本語化したというわけではなく、実際に使用したうえでより使いやすいシステムになるようにしているという。
『yellow Dog Linux 2.2日本語版』の『Mac-on-Lin』画面を最大化してしまうと、Linuxが動作しているようには見えない。この写真ではMozillaが2つ起動しているが、よく見ると片方はMac OS上で、もう1つはLinux上で動作しているものなのがお分かりいただけるだろうか。 |
データ変換研究所『Akao』
(株)大塚商会ブースでは、(株)データ変換研究所が先日発表した全文検索エンジン『Akao』のデモが行なわれていた。
全文検索エンジン『Akao』のデモ。ファイル形式を問わずに全文検索することができる。 |
『Akao』は、(株)データ変換研究所が開発している、『DocCat』や『GazoCat』などの技術を利用し、Microsoft Word形式のファイルやPDF、画像ファイルなどから文字情報を抽出し、インデックスサーバに蓄積することで、ファイル形式を問わずに全文検索を可能にしたもの。(株)データ変換研究所代表取締役 畑中豊司氏によると、現在音声認識技術を用いてMP3などの音声ファイルを検索する技術を開発しており、次期バージョンで実装したいとのことだ。
サン・マイクロシステムズ『StarSuite 6.0』
サン・マイクロシステムズ(株)ブースでは、先日発表された『StarSuite 6.0』のデモが行なわれていた。デモ環境は、Windows、Solaris、Turbolinux 8.0が用意されていた。
『Turbolinux 8 Workstation』上で動作する『StarSuite 6.0』。Word形式のプレスリリースやExcel形式のデータを表示している。 |
セゾン情報システムズ『HULFT5』
(株)セゾン情報システムズは、MIRACLE LINUXに対応したファイル交換ソフト『HULFT5』のデモを行なっていた。
『HULFT5』ジョブ設定画面。送信したいファイルをフルパスで指定し、送信前のジョブ、送信が正常に終了した場合のジョブ、送信失敗時のジョブなどを指定することができる。転送されるファイル形式は独自のものを採用しており、圧縮することも可能だ。 |
『HULFT5』は、業務用のファイル交換ソフト。ファイル送信前後のジョブ指定なども可能なほか、ジョブ管理システムと組み合わせてスケジューリングすることで、基幹データベースなどの夜間バッチ処理的な操作が可能になる。