野村不動産(株)とオートデスク(株)は9日、マンションの間取りや設備、内装などを希望通りにデザインしてバーチャル体感できるシステム『オーダーメイドマンション オンデマンド・デザインシステム』を共同開発し、ビジネスモデルの特許を申請したと発表した。
野村不動産は現在、首都圏、大阪、札幌、仙台、名古屋など全国にオーダーメイドマンション事業を展開している。今回開発した新システムを利用することで、これまでプランコーディネーターが注文に応じて手書きの図面を作成し、設計図を変更、増減価格の見積書や手書きの完成予想スケッチなどを作成するため2ヵ月以上かかっていた期間を短縮し、顧客満足度の向上を図るとしている。
また、オートデスクでは、このシステムにより、デザインが中心となるデータコミュニケーションの必要性が認知され、同社のデザインツールに対する需要が急増すると期待しているという。