これまで、小型さや機能/性能への注目がほとんどで、外観についてはフェイスのデザインが若干見られる程度だった小型キューブベアボーンPC。そんな状況に風穴を開ける製品が星野金属工業(ソルダム)から登場した。明日19日から販売が始まる予定だ。
ヒョウ柄と迷彩柄のベアボーンPC
アキバではイロモノ扱いも?!
今回登場したのはSocket370対応の従来製品である「Polo T2」と「Pandora Plus 2」の特別限定モデル。いわゆる“ガワ”部分にヒョウ柄を採用した「Polo T2 PANTHER」と、同じく迷彩柄の「Pandora Plus 2 CAMOUFLAGE」がそれで、「GRAPHICAL」というシリーズ名が与えられている。シャンパンゴールドのフェイスとヒョウ/迷彩のガワが醸し出す雰囲気は一種独特で、ハードウェアの仕様こそ従来製品と同じながら、まったく違った印象を受けるのが特徴である。
ソルダムのウェブサイトによると、このヒョウ/迷彩の模様は「厚さ数ミクロンのフィルムを一枚一枚丹念に貼り付け」たものだという。「この気の遠くなるほどの神経質な工程を、大人の遊び心と独創の質感のためにあえて採用」したと同社ではしているが、ショップ側の反応はというと、「見た目はおもしろいかもしれませんが、ちょっと…」という声や、「やや遊びすぎではないか」といった指摘も聞かれた。入荷予定となっているショップでも「なんてコメントしていいかわかりません(笑)」だそうだ。実際の印象についてはぜひ店頭で確認してみてほしいが、格好よさで、というよりも、イロモノ的な変わり種として注目を集めることになるかもしれない。
「ここまで遊ぶなら、いっそ肉球とか尻尾とか耳とかも付けてくれれば良かったのに」と漏らす店員氏も。もちろん付きません |
なお、両製品は限定モデルとされており、販売数はPolo T2 PANTHERが400台で、Pandora Plus 2 CAMOUFLAGEは200台。このうちソルダムのウェブサイト直販分を除くと、店頭に並ぶのはPolo T2 PANTHERが300台、Pandora Plus 2 CAMOUFLAGEが150台となっている。予価はそれぞれ4万6800円/4万5800円で、現在のところ入荷予定となっているのはTSUKUMO eX.とT-ZONE.PC DIY SHOP。
店頭告知ポスター。ともに限定数は全国規模での数字だ |