オムロンから、FTTH(光ファイバー網)対応ブロードバンドルータ「VIAGGIO(ヴィアッジョ) ブロードバンドルータ MR104FH」が登場した。
普及価格帯の高速ルータとしてはNTT-ME「BA5000PRO」に続く、強力なセキュリティ機能をウリにするモデルとなる。本体はスタイリッシュさを前面に出した「BA5000PRO」に対し横置きの箱型というシンプルなもの。サイズは195(W)×113(D)×25(H)mm。
ポート数はWAN側に10Base-T/100Base-TX×1、LAN側に10Base-T/100base-TX×4で、LAN側ポートは全てクロス/ストレートケーブルを自動認識するMDI/MDI-X自動認識機能をそなえている。最大スループットは理論値で61Mbpsをうたっている。
そしてファイアウォール機能として、要求パケットと応答パケットの整合性を調べてその通過を判断する“ステートフル・パケット・インスペクション”方式を採用するほかDoS攻撃防御機能を搭載、高いセキュリティ機能を持つ。
そのほかの機能はIPマスカレード機能、DHCPサーバ/クライアント機能、マルチNAT、VPNなどだ。
また2002年7月に予定されているファームウェアのバージョンアップにより、Windows Messengerへの対応ならびにMicrosoftが提唱する家庭向けネットワークプロトコル「Universal Plug and Play」への対応を予定している。
価格はTSUKUMO eX.で1万9799円。1万円台前半の高速ルータが幅を効かす中では少々割高に見えるかもしれないが、それに見合う高い機能を持つ注目の製品といえよう。
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