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転送レート84MB/秒!! 10000回転モデル最速を狙うHDDが富士通から

2001年12月15日 19時40分更新

文● 小磯

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MANシリーズ

 ひょっとすると10000回転のHDDとして過去最速となるかもしれないUltra160 SCSI HDDがアキバに登場した。富士通製の18.4GBモデル「MAN3184MP」と36.7GBモデル「MAN3367MP」の“MANシリーズ”2製品で、ともにUSER'S SIDE本店が販売を開始している。



MAN3184MP

 注目の最大内部転送レートは84MB/秒。これは同じ10000回転モデルのSeagate製HDD「Cheetah 36ES」の85.25MB/秒に次ぐパフォーマンスで、Maxtor(Quantum)の「Atlas 10K III」の77.75MB/秒を上回っている。Cheetah 36ESと比較すると、プラッタ容量は18GBと同じながら平均シークタイムはCheetah 36ESの5.2ミリ秒(read)/6.0ミリ秒(write)に対してMANシリーズで4.5ミリ秒/5.0ミリ秒、そしてキャッシュ容量でも4MBに対して8MBと大きな差がついており、現在“内部転送レート”と言った場合の主流となりつつある“ディスクフォーマット後”の速度では(MANシリーズの情報を掲載しているFujitsu Europeがフォーマット後の速度を表示していないため、推測するしかないのだが)Cheetah 36ESの最大63.2MB/秒を上回る可能性がある。

 価格は18.4GBモデルが2万5480円、36.7GBモデルが5万600円。うるさい、という理由で15000回転モデルのHDDを敬遠している人で、とにかく速いHDDが欲しいというのなら、購入を検討する価値大いにあるHDDだ。なお、騒音レベルはアイドル時に36dBで、32dBのCheetah 36ESよりも若干耳障りに聞こえるかもしれない。



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