(株)アルプス社は9日、PDA用地図ソフト『モバイルアトラス』として、Windows CEに対応した『モバイルアトラス for Windows CE首都圏版』とシャープ(株)のザウルスに対応した『モバイルアトラス for Zaurus首都圏版』の2製品を発売すると発表した。Windows CE版を30日に、ザウルス版を12月10日に発売する。価格はオープン。
『モバイルアトラス for Windows CE首都圏版』(左)と『モバイルアトラス for Zaurus首都圏版』(右) |
『モバイルアトラス』は、PDA専用にカスタマイズされた軽量版の地図データを利用し、付属のパソコン用データ切り出しソフト『モバイルアトラスDesktop』で必要なエリアの地図データを切り出し、PDAやPDAの拡張カード(CF/SDカード)に転送し、専用ビューワーソフトで利用するソフト。パソコンとの同期ソフト『ActiveSync』のコピー機能にも対応する。
ビューワーによる表示(1万分の1) |
ビューワーによる表示(20万分の1) |
専用ビューワーでは、1万分の1、2万分の1、7万分の1、20万分の1の4段階の表示を切り替えて表示できる。検索機能は、住所と駅による検索が可能。パソコン用地図ソフト『プロアトラス』同様、指定した場所の情報を提供している“情報チャンネル”を利用した周辺情報の取得も行なえる(Windows CE版のみ)。
“情報チャンネル”で飲食店を始めとする周辺情報を取得できる |
また、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのPHS向けサービス“いまどこサービス”に対応しており、現在いる場所を表示できるほか、CFカードタイプのGPSによる現在位置表示にも対応する予定。そのほか、行先までの直線距離を表示する機能や、地図上に名前とコメントを付けてポイントを登録できる“ブックマーク機能”も搭載する。
ポイント設定 |
対応機種は、PocketPC(MIPS、SH、StrongARM)、Handheld PC 2000(MIPS、StrongARM)と、シャープのMI-E1、MI-L1、MI-E21。また、PocketPC 2002(StrongARM)にも対応予定(12月以降随時ホームページで無償ダウンロード提供)。具体的な対応機種名などはホームページに掲載する。対応するパソコンは、OSにWindows 98 SE/Me/NT 4.0/2000/XP。