(株)メルコは1日、11Mbpsの無線LAN製品“AirStation”シリーズに、通信速度を2倍の22Mbpsに高速化した無線LAN製品“AirStation2x”シリーズを追加し、SOHO/企業向けに発売すると発表した。第1弾として、標準(ブリッジ)モデル『WLA-T22』とCardBus対応無線LANカード『WLI-CB-T22G』の2製品を発売する。出荷開始は2002年2月上旬の予定。予価はWLA-T22Gが3万3000円、WLI-CB-T22Gが1万2000円。
『WLA-T22』 |
“AirStation2x(エアーステーション・ツーエックス)”シリーズは、2.4GHz帯を利用する無線LAN規格“IEEE802.11b”に準拠した無線LAN製品。データ転送速度は1/2/5.5/11/22Mbps(オートセンス)で、通信距離は、22Mbpsの場合、見通しのよい屋内で50m、屋外で160m。米テキサス・インスツルメンツ社のチップセットを採用しており、ダイバーシティーアンテナを内蔵する。セキュリティーは256bit/128bit/40bit WEPに対応。無線LANの国際標準規格“Wi-Fi”の認定も取得しているという。
『WLI-CB-T22G』 |
『WLA-T22』は10/100BASE-TXポート×1を装備しており、DHCPクライアント機能を搭載する。セキュリティーにはWEPのほか、ESS-ID、パスワード、MACアドレス登録機能が利用できる。『WLI-CB-T22G』はCardBus対応のPCカードで、Windows XP/Me/2000/98に対応する。
同製品は国内だけでなく、米国と欧州でも販売する。欧米モデルの予価はWLA-T22Gが219ドル(約2万6800円)、WLI-CB-T22Gが99ドル(約1万2100円)。12月下旬に出荷の予定。今後、第2弾として、ADSL/CATV対応ブロードバンド(ローカル)ルーター搭載モデル『WLAR-T22G-L』の発売を予定しているという。