6月中旬より一部ショップで展示が行われていたECSのPentium 4用マザーボード「サムライの雄叫び」こと「P4ITA」。展示段階では発売日は明らかにされておらず、ECS=激安、なPentium 4用マザーボードの発売を今か今かと待ちわびていたユーザーも多いかと思われる。
そして5日、展示開始から1カ月あまりの時をおいてついに販売が開始された。
風水的に良い(?)ということで縁起をかついだらしい紫色の基板をはじめ、展示されていたものと仕様の変更はなく、拡張スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1でRIMMスロットは4本である。
6ピンのAUXコネクタ、4ピンの12Vコネクタ、20ピンの電源コネクタが整然と並ぶ |
マニュアルの概要部分より。最初の部分にしっかり「6-layer(6層基板)」と書かれている |
気になる価格は、コムサテライト1/2号店・秋葉館Winで1万7800円、OVERTOPで1万7950円、若松通商L/PLAZAで1万7980円、高速電脳で1万9800円。
これまでPentium 4対応マザーボードとしては、Intelの「D850GB」が特売価格で2万円を切ったことはあるが、それよりさらに安い価格設定となっている。またMSIの「850 Pro2」という4層基板を採用することで低価格化を狙ったと思われる製品もあるが、この「P4ITA」はれっきとした6層基板であることをアピールしており、マニュアルにもそのように記載されている。このように予想通りPentium 4用マザーボードとしてはかなり魅力的な価格となっており、少しでも安上がりにPentium 4環境を整えたい向きには注目の製品と言えそうだ。