沖電気工業(株)は19日、米Symetrix社とFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)の設計・製造・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。沖電気では、このFeRAMをシステムLSI向け混載用メモリーとしてICカード向けLSIなどに応用し、2002年4月に量産を開始し、2004年度には100億円の売上を目指すという。
FeRAMは、強誘電体膜を使用した、低電圧動作が可能な不揮発性メモリー。SRAMやDRAMと同レベルの高速読み出しが可能という。Symetrixは、強誘電体膜として層状ペロブスカイト膜を採用したFeRAMの特許を多数保有するという。