日本ヒューレット・パッカード(株)とリアルネットワークス(株)は5日、リアルネットワークス製品の販売、共同マーケティング、日本HPのソリューションとの統合を含む広範囲なパートナー契約を締結したと発表した。2000年9月の米国における両社の提携を日本でさらに強化するもので、拡大する日本のブロードバンドインターネット市場に対応する。
日本HPは、5日から、すべてのリアルネットワークス製品を販売する。さらに、同社のソフトウェア製品である、QoS管理の指標を提供する『hp OpenView』や課金・分析のために利用情報を収集する『hp internet usage manager』などと統合し、ブロードバンドインターネットでの新しいビジネスを実現するためのソリューションを開発していく。リアルネットワークスのブロードバンドインターネット向け製品には、DVDレベルの画質再生やCDレベルの音声再生を可能にし、45種類のデータタイプをサポートする『RealSystem iQ』、ビジネス向けの配信用サーバーソフト『RealServer8』などがある。携帯電話、携帯情報端末、情報家電などのプラットフォーム上で再生するための技術やサービスの開発にも取り組んでおり、ブロードバンドでのストリーミング技術の向上に努めているという。