扇型のフィンで見る人に衝撃を与えた韓国のZalman Tech社から、新たなCPUクーラー「CNP5000」が発売になる。ショップが入手したサンプル品を見てみると、薄いフィンをいくつも組み合わせている点は前回紹介したものと同じようだが、よりCPUクーラーらしくなっている。
まず、裏面を見てみると薄いフィンを束ねつつ圧着させたような痕跡が見られる。写真を見ていただくと分かりやすいが、中心となる軸に複数の薄いフィンを単純に接合したものではなく、ある部分はもともと1枚(あるいは数枚)のものを折り曲げながらヒートシンク状に作っていることが予想できるのだ。このため、若干の隙間を見ることができるのだが、これによる冷却性能への影響は不明だ。
なお、ヒートシンクはプラスチック製カバーで覆われており、その端にマザーボードと固定するためのネジが通されている。ネジ穴は全部で8カ所(Athlon用とPentium 4用)が用意されているが、はじめからついているのはAthlon用で、Pentium 4用のネジも別途同梱されているとのこと。このほか、予備のワッシャー、スプリング、ネジ、グリス、シール(ファンの中央に貼るZalmanの文字が書かれたもの)が付属する。
販売開始を予定しているのはCUSTOMで、6月には店頭に並びそう。予価は7000円と話している。