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日本IBM、ノートPCとノートブックがひとつになった『ThinkPad TransNote』を発表

2001年05月11日 12時56分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本アイ・ビー・エム(株)は11日、“パソコンと紙の融合”をコンセプトとした大胆なデザインのノートPC『ThinkPad TransNote』を発表した。

TransNoteは、モバイルノートPC『ThinkPad』と、デジタルノートパッド『ThinkScribe』を組み合わせたもの。ThinkScribeに専用の『IBMデジタルペン』で手書き入力すると、その内容がそのままPCに転送され画面に表示される。もちろんThinkPadは通常のノートPCとしてキーボード入力が可能、またタッチスクリーンを搭載しておりタッチ操作も行なえる。

TransNote画像
ノートPCとメモ帳が融合した『ThinkPad TransNote』。PCとデジタルノートパッドは上下に重ねることも可能。写真は右利き用

ThinkScribeは、既存のポータブルデジタルノートパッド『CrossPad』のテクノロジーを採用している。ThinkScribeにセットした用紙に、付属の『IBMデジタルペン』で手書き入力すると、文字は自動認識でテキストデータに、絵は画像データにそれぞれ変換される仕組みとなっている。

PCに転送されたデータは、専用ソフト『IBM Ink Manager Pro』に登録され、入力した文字や絵をそのままPC画面に表示できる。また、他のアプリケーションにコピー&ペーストを行なうことも可能。さらにInk Manager Proに登録したデータは、ロータスノーツやロータスオーガナイザー、Outlookのカレンダーにリンクできる。なお同社は、Ink Manager Proの開発キット(英語版)の提供も予定しているという。

ThinkScribeは、ページ数が振られている専用用紙のほか、通常のA4サイズのレポート用紙も使用可能で、約100枚まで対応できる。また、ThinkScribe本体に2MBのフラッシュメモリーを搭載しており、PC本体を起動していなくても約50ページ分のデータをThinkScribeメモリー内に記憶できる。なお、付属のIBMデジタルペンは、PCのタッチスクリーン用ペンとしても利用可能。

ノートPCとThinkScribeを並べて利用するにはかなりのスペースが必要となるが、狭い場所や立ちながらでもTransNoteを利用できるよう、ノートPC本体とThinkScribeを折り重ねて使用することが可能。重ね合わせることで横幅が半分のサイズとなり、持ち運び可能な大きさとなる。PC本体を上に重ねて通常のノートPCとして、さらにキーボード部を閉じてタッチスクリーンPCとして利用できるほか、ThinkScribeを上に重ねて“A4サイズノートブック”としても利用可能。

ノートPCの液晶パネルは、タッチスクリーン搭載の10.4型TFTカラー液晶ディスプレー(800×600ドット/1677万色)を装備し、背面側へパネルを反転させることが可能。また、ワンタッチでオンラインヘルプやウェブサイトにアクセスできるThinkPadボタン、ボリュームボタンなどを装備する。

ノートPC本体は、CPUに低電圧版SpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium III-600MHzを採用、64MBのメモリー(SDRAM)と10GBのHDD(Ultra ATA)を搭載する。グラフィックスアクセラレーターはカナダのATIテクノロジーズ社のRAGE Mobility-Mでビデオメモリーは4MB。インターフェースはUSB×2、RJ-11ポート、RJ-45ポート、外部ディスプレー出力、ヘッドホン出力、ライン入力、マイク入力、ポートエクステンダー用拡張端子。また、10/100BASE-Tポートを装備し、赤外線通信は4Mbps(IrDA V1.1準拠)、内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。

PCカードスロットはTypeI/II×1(CardBus対応)、コンパクトフラッシュスロットはコンパクトフラッシュTypeII。バッテリー駆動時間は2.5時間、本体サイズは幅283×奥行き320×高さ32mm、重量は2.49kg。OSはWindows 2000 Professional。

製品は、PC本体が左側/ノートパッドが右側の右利き用『2675-61J』と、PC本体が右側/ノートパッドが左側の左利き用『2675-62J』の2種類が用意される。5月11日発売で、価格はオープンプライス、推定小売価格は30万円前後。

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