日本ヒューレット・パッカード(株)は、スリム筐体を採用した個人向けデスクトップ「hp pavilion 2270/2265/2260」を発表した。同社が2001年2月に発表した「hp pavilion 2200」シリーズの後継に当たる製品で、筐体デザインなどは共通。主な変更点は、
- 最上位の2270にTV録画機能を搭載
- 上位2機種が「Office XP」をプリインストール(下位1機種はOffice 2000 Personal)
- 全機種で128MBメモリ、56kbpsモデムと10BASE-T/100BASE-TX対応のEthernetポートを標準装備
- 従来別売りだったモニタをセット販売に変更
など。
最上位機種の「hp pavilion 2270」と15インチTFT液晶ディスプレイ「fx70」。 |
各モデルの主な仕様は、ハイエンドの「hp pavilion 2270」がPentiumIII-1GHz/128MBメモリ/60GB HDD。ミドルレンジの「同 2265」がPentiumIII-1BGHz/128MBメモリ/40GB HDD。ローエンドの「同 2260」がPentiumIII-900MHz/128MBメモリ/30GB HDD。ドライブは、上位2機種がCD-RW&DVDのコンボドライブ(書き込み8倍速/書き換え4倍速/DVD8倍速/CD32倍速)、下位1機種がCD-RWドライブ(書き込み8倍速/書き換え4倍速/CD32倍速)となる。
外部ポートは全機種がPCカードスロット(TypeII×2/TypeIII×1)とUSB×4(前面×2、背面×2)するほか、上位2機種はIEEE1394×3(前面×1、背面×2)を装備する。チップセットにはi810E(4MBディスプレイキャッシュ)を採用した。
OSはWindows Millennium Editionで、Officeアプリ以外のプリインストールソフトとしてCD-R/RWライティングソフト「Easy CD Creator 4」とパケットライトソフト「Direct CD」、MP3再生/管理ソフト「MusicMatch Jukebox 5 with HPテーマ」、DVD再生ソフト「WinDVD 2000」(2265/2270のみ)、TV視聴/録画ソフト「WinDVR」(2270のみ)などを同梱。このほかにもWebを利用したユーザー登録時に、HPの用意したリストから希望するソフトを選択すると、後日その製品を収録したCD-ROMが届くサービス「My Software Choice」も提供する(価格/ソフト内容などは未定)。
価格はいずれもオープンプライスで、6月9日より順次出荷を開始する。同社の直販サイト「hp-e-select」での価格は、2270に15インチTFT液晶「fx70」/17インチフラットCRT「mx75」をセットにした場合が26万9000円/22万4000円。2265とfx70/mx75/15インチCRT「mx50」のセットが24万4000円/19万9000円/18万4000円。2260とmx50/mx75のセットが17万4000円/15万9000円となっている。
製品名 | hp pavilion 2260 | hp pavilion 2265 | hp pavilion 2270 |
---|---|---|---|
CPU | PentiumIII-900MHz | PentiumIII-1BGHz | |
メモリ | 128MB(最大256MB) | ||
HDD | 30GB | 40GB | 60GB |
ドライブ | CD-RW(R8倍速/RW4倍速/CD32倍速) | CD-RW&DVD(R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速) | |
通信 | 56kbpsモデム、10BASE-T/100BASE-TX | ||
インター フェイス |
シリアル、パラレル、USB×4 | シリアル、パラレル、USB×4、IEEE1394×3 | |
PCカード スロット |
TypeII×2/TypeIII×1 | ||
TV チューナ |
- | ○ | |
サイズ | 99(W)×370(D)×326(H)mm | ||
重量 | 7.5kg | 6.7kg | 8kg |
OS | Windows Me | ||
Office アプリ |
Office 2000 Personal(SP-1) | Office XP |
日本ヒューレット・パッカード(株) hp-e-select
問い合わせ先 hp e-select 0120-98-1414/info@hpeselect.com