黒やピンク色のマザーボードに始まり、“Dr.Voice”や“Dr.LED”と、個性のある製品を投入し続けているAOpenからi815EPを搭載した「AX3SP Pro」が登場した。
AX3SP Proは、基本的にはAOpenのi815Eマザーボード「AX3S Pro II」のチップセットをi815Eからi815EPに載せ変えた製品。よって基板は黒。ただし、PCBのレイアウトには若干の変化があり、DIMMスロットの数がAX3S Pro IIの4本から3本へと減っている。また、i815EPチップセット搭載ということでバックパネルにシリアルポートを2つ装備している。なお、AGP×1、PCI×6、CNR×1という拡張スロットの数はAX3S Pro IIと同じ。
「AX3S Pro」ではなく「AX3S Pro II」のチップセット換装版と言えるAX3SP Pro。このため、AX3S Proと違い、PentiumIII-1GHzのリテールCPUクーラーも装着できる |
オーバークロックに関する機能も充実しており、FSBに関してはジャンパでベースとなる133/100/66MHzの設定ができ、BIOS上からは特定のクロック設定のほか、マニュアル設定に切替れば1MHz単位で最高248MHzまでの設定も可能となっている。また、AOpen独自の“CPUコア電圧フルレンジ調整機能”も搭載。基板上に搭載する“FM3540”チップにより、1.3V~3.5Vまで0.05V単位で電圧を調整できる。
“Dr.Voice”についてのシルク印刷(写真左)。日本語のほか、英語/ドイツ語/中国語の設定項目があるが、実際には写真右のように設定用ジャンパは省略されており、日本語音声のみとなる。なお、AX3S Pro IIの時のようなコギャルや関西弁ではないもよう |
また、もはやお馴染みとなったBIOS保護機構“DIE-HARD BIOS”を装備しているほか、“Dr.Voice”もオンボードで搭載。マザーボードにハードウェア上の問題が生じている場合に日本語音声で警告してくれる。しっかりとした日本語マニュアルも付属する。
実売価格は1万3000~4000円程度で、AOpenの人気i815Eマザーボード「AX3S Pro」とほとんど変わらない。それだけに、実績のあるAX3S Proか、AX3S Proに比べてPCIスロットの数が増え、機能も豊富になったAX3SP Proにすべきかと、店頭で悩む人が増えそうだ。
5日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\12,800 | BLESS |
\12,980 | クレバリー1号店 |
\13,270 | フェイス |
\13,400 | ZOA 秋葉原本店 |
\13,500 | コムサテライト3号店 |
\13,700 | ギガパレス秋葉原本店 |
\13,799 | カクタソフマップ ソフマップ1号店 Chicago |