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安定製重視のGigabyteから初登場!オーバークロック機能充実のKT133Aマザー

2001年03月16日 22時01分更新

文● Jo_Kubota/小磯

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GA-7ZXR Rev2.2

 BIOSからFSBを設定できるマザーボードは今や珍しくないが、それが“堅い”イメージの製品を多く投入してきたGigabyte製だと話は別。Gigabyteから、同社としては初めてBIOS上でFSB設定クロックを選択できる機能を持ったマザーボード「GA-7ZXR(Rev2.2)」が登場した。本日付で代理店からニュースリリースが出たばかりの製品だ。

 気になるFSB設定クロックだが、範囲は100~120MHz、133~150MHzで1MHz刻みと、他社製品と比べても見劣りしない。従来どおり、基板上のディップスイッチからもFSB設定は可能で、こちらは95~200MHzの範囲を32通りの中から選択する仕様となっている。



ディップスイッチからのFSB設定ディップスイッチでは200MHzまで設定可能。ただし、160MHzの上がいきなり200MHzとなっており、現実的な範囲は160MHzまでと考えておいた方がいい
ディップスイッチ
ディップスイッチは合計5つ。さながらSocket7時代?

 なお、同製品は型番に変化がないことからも分かるように、従来製品「GA-7ZXR」のリビジョンアップ版という位置づけ。従来製品のKT133チップセット(VT8363+VT82C686A)から、同製品はFSB 266MHz/Ultra ATA/100に対応するKT133Aチップセット(VT8363A+VT82C686B)へと換装されている。
 目を引くのは、FSB設定用をはじめ、基板上のそこかしこに設置されたディップスイッチだ。FSB設定用のものしかついていなかった従来製品と比べると明らかに違う印象を受ける。ちなみにディップスイッチでは、Vcore設定(1.5V~1.85Vまで0.025V刻み)、倍率設定(5倍~12.5倍まで0.5倍刻み)、メモリの電圧(3.3/3.4/3.5V)、AGPの電圧(1.5/1.6/1.7V)を設定可能と、極めて充実しており、ここにもGigabyteの本気度がうかがえる。



CPUソケットまわり
CPUソケットの周辺はスペースが多く取られており、大きなクーラーも問題なく装着できるよう配慮されている

 基本的なスペックは、拡張スロットがAGP×1、PCI×6、AMR×1と、従来製品では搭載していたISAスロットが廃された以外は変化ない。Gigabyte独自のBIOS保護機構“DualBIOS”に対応し、Creative製のサウンドチップ“CT5880”、Promise製のUltra ATA/100対応IDE RAIDコントローラを搭載している点は従来どおり。サウンド/RAIDチップを切ることができるようになっている点に変化がないのは、オーバークロックを狙う人にとってはうれしい配慮だ。



パッケージのシール
パッケージには“GA-7ZXR Rev2.x”と書かれたシールが貼られていた。現在の2.2から、すぐまたリビジョンが上がるのかもしれない

16日現在の価格情報

価格 ショップ
\20,800 OVERTOP
コムサテライト3号店

Socket370用ビデオ統合マザーも登場

GA-6PMM

 なお、同時にSocket370用のビデオ(ProSavage)統合チップセット“PM133”を搭載するGigabyte製マザーボード「GA-6PMM」も登場している。MicroATXフォームファクタを採用しており、拡張スロットはAGP×1、PCI×3、AMR×1、FSBはディップスイッチで66/75/83/100/112/124/133/140/150MHzの中から設定できる。気になった人はチェックしてみるといいだろう。
 価格は、コムサテライト3号店で1万3800円。



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