(株)タカラは、大陽工業(株)、(株)インデックスとの共同により人型ロボット「DREAM FORCE 01」を開発した。2001年秋に発売を予定する。
広い可動域を持ち、さまざまな動作が可能な「DREAM FORCE 01」。ロボットの改造ベースとしてもおもしろいだろう。 |
DREAM FORCE 01は、腕/手/腰/両足/頭部が可動するラジオコントロールタイプのロボットで、本体サイズは180(W)×140(D)×350(H)mm、重量は1.4kg。足に内蔵した車輪により歩行しているように移動する(実際には走行)。リニア(サーボモーターで操作に応じた動作を行う)5チャンネル、デジタル(ON/OFFの動作)16チャンネルの可動箇所を持ち、小さなものでも掴んで保持できる手や、落ちているものを拾えるように前屈の動作も行える。頭部にはオプションでCCDカメラユニットを装着でき、コントローラ側でモニタを用意(どのような形状となるかは未定)ロボット視点で操作を行なうことも可能。バッテリはリチウムイオン充電池で、約15分の連続動作が行なえる。
特徴的なのは、ラジオコントロールだけでなく、PHSユニットを内蔵する遠隔操作できるモデルが用意されている点。これはjava対応の携帯電話を利用し、インターネットを介してロボットを操作するもの。CCDカメラを装着すればリアルタイムでロボットからの画像を携帯電話の液晶上で見ることができ、ロボットの動きは携帯電話のボタンで制御できる。同社が販売中の「おるすばんeye」(携帯電話の液晶で画像を確認できる低価格Webカメラ)のような使い方が可能という。
また、DREAM FORCE 01開発におけるデザインプロトタイプを基本としたハイエンドモデル(動作は同様)の「01 Pro」もラインナップされる予定。
価格は、ラジオコントロールタイプ(仮称)が4万8000円、携帯電話タイプ(仮称)が7万8000円、01 Proが9万8000円が予定されている。
開発時のデザインを基本としたというハイエンドモデル「DREAM FORCE 01 Pro」。金属外装など高級感のある商品になるそうだ。なお、写真はいずれもプロトタイプであり、発売に際にはデザインなど仕様が変更される可能性がある。 |
開発(タカラ ニューカテゴリープランイング室 長須氏)によるデモンストレーション。ジャンガから木製ブロックを引き抜くなど、細かな動作も可能なことをアピールしていた。 |
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