(株)デジタル・マジック・ラボ(DML)は14日、富士ゼロックス(株)と、ウェブベースのドキュメントマネジメントソリューションの提供で協業すると発表した。両社はナレッジマネジメントの基盤となる同ソリューションビジネスを共同で推進し、富士ゼロックスの販売体制を通じて販売していく。
同ソリューションは、デジタル複合機とJavaを利用し、紙文書・電子文書をウェブブラウザーで手軽に共有・検索・表示できるというもの。富士ゼロックスのデジタル複合機『DocuCentreシリーズ』およびドキュメントハンドリングソフトウェア『DocuWorks』により、紙文書の電子化を行なう。そして、電子化文書や『Word』/『Excel』文書などのすべての電子文書は、DMLが販売するウェブ文書共有システム『Net-It Central』(開発元:米Informative Graphics社)により、ウェブブラウザーで表示できる独自形式“jDoc”に変換されてウェブに公開される。jDocはJavaアプレットを使用しているため、一般的なウェブブラウザーだけで表示できる。さらに(株)ジャストシステムの『ConceptBase Search』やサイバーソリューションズ(株)の『CyberFinder』などの検索エンジンと連携し、電子文書の内容に対する全文検索が可能となる。
同ソリューションのシステム構成例は、ハードウェアにデジタル複合機DocuCentreシリーズ、DocuWorks変換用サーバー(Windows NT 4.0)、公開・検索用サーバー(Windows NT 4.0)、ソフトウェアにナレッジマネジメントシステム『Net-It Knowledge Search 4.0 エンタープライズエディション』(470万円、Net-It Central&ConceptBase Searchを含む)、『CentreWareスキャンサービス』(9万8000円)、OCRソフト『WinReader PRO』(19万8000円)または『ExpressReader Pro』(19万5000円)、『DocuWorks』(1万3200円)、『DocuWorks Converter for Content Search』(9万8000円)。
今後、富士ゼロックスとDMLは、ジャストシステムやサイバーソリューションズなどのパートナー企業とも協業し、ソリューションのパッケージ化や共同マーケティングなどを推進していくという。