マイクロソフト(株)は16日、Macintosh版Officeの最新バージョン『Microsoft Office 2001 for Mac』を11月17日に発売すると発表した。価格はオープン(予想販売価格は通常パッケージバージョンが5万4800円、アップグレードパッケージが2万8000円、アカデミックパッケージは2万2800円)。
Microsoft Office 2001 for Mac 日本語版パッケージ |
『Office 2001』は、Macintosh版Officeの最新バージョンで、日本語ワードプロセッサー『Microsoft Word 2001 for Mac』、統合型表計算ソフト『Microsoft Excel 2001 for Mac』、プレゼンテーションソフト『Microsoft PowerPoint 2001 for Mac』、そして今回新たに開発した電子メール・個人情報管理ソフト『Microsoft Entourage(アントラージュ) 2001 for Mac』の4製品から構成される。
クラムシェルケースに収納されている |
『Entourage 2001』は電子メールと予定表、アドレス帳などの個人情報を一元的に管理するソフトで、これらの一連の情報を“リンク”という概念で相互に結び付け、有機的に情報を管理できる。また、アドレス帳に登録されている連絡先の住所から、直接ウェブブラウザーを通じて最大縮尺1/1562の地図情報を表示させる機能を、インクリメントP(株)の運営するインターネット地図検索サービス“MapFan Web”との連携により実現したという。
そのほか、『Office 2001』に含まれる各製品は、Macintoshユーザー向けにユーザーインターフェイスを一新するとともに、Office共通のファイル形式を採用することでMacintosh版Officeの新旧バージョン、およびWindows版Officeとのファイル互換性を実現したとしている。また、Windows標準の日本語TrueTypeフォント2書体を含む合計10書体の日本語TrueTypeフォントを同梱する。対応機種はMac OS 8.1以降を搭載したPowerMacintosh。
なお、Word 2001およびExcel 2001の2製品は、12月初旬に単体製品として発売する予定となっている。価格は未定。