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ウェブリッジ・ジャパン、企業間取引システム構築ツール群を発表

2000年07月17日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ウェブリッジ・ジャパン(株)は7月17日、本格的な営業を開始すると発表、都内ホテルで記者発表会を行なった。ウェブリッジ・ジャパンは、インターネットを利用した企業間取引(BtoB)システム構築ツールを提供する米Webridge社の日本法人として5月に設立され、これまで本格事業展開のための準備を行なってきた。

発表会場で挨拶する代表取締役社長の村野雄一氏発表会場で挨拶する代表取締役社長の村野雄一氏



ウェブリッジ・ジャパンは、BtoBシステム構築支援ツールとして、『Webridge Portal Express』、『Webridge Partner Express』、『Webridge Commerce Express』の3製品を提供する。

Portal Expressは、イントラネットやエクストラネットを利用して、企業内の情報を共有できるほか、コンテンツの管理/配信が可能。コンテンツをまとめたウェブページ“Room”を利用して、企業内情報を関連分野ごとにまとめることが可能となっている。

Partner Expressは、企業間での取引における情報管理を行なえるツール。製品情報管理や電子決済、顧客への情報提供などが可能。Commerce Expressは、ECサイト作成ツールで、製品販売プロセスの作成や、製品情報、オーダー状況、在庫状況などの管理が可能。

3製品とも、Microsoft BackOffice製品上で動作する。各種機能はコンポーネント化されており、コンポーネントの組み合わせやカスタマイズが自由であるため、それぞれの企業ユーザーのビジネスルールに適したシステムを短時間で構築できるという。

発表会の席上で、同社代表取締役社長の村野雄一氏は、「日本のBtoB市場は今後確実に伸びる。BtoCが浅くて広いやり取りであるのに対し、BtoBは顧客によって取引形態が細かく異なり、ビジネスロジックが複雑であるため、ユーザーごとにカスタマイズできるツールが必要だ。われわれはアプリケーションをパッケージ化してユーザーに提供する。ユーザーごとのカスタマイズ作業は30~90日程度で終了し、すぐにシステムを稼動できる」と説明した。

同社は、Express製品群をパートナー企業を通じてユーザーに提供する予定で、現在製品販売/サポートパートナー募集中という。

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