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GE、“ウェブ冷蔵庫”をはじめとするインターネット対応家電について語る

2000年07月10日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の日本国内での事業部門の活動拠点である、ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インク日本支社と(株)コジマは7月10日、報道関係者向けにGEの家電新製品を紹介するイベント“GE SHOW CASE 2000”を都内で開催した。

今回発表されたのは、GE製の中型冷蔵庫で、'95年5月よりGEと日本国内における正規販売代理店契約を結んでいるコジマが、“コジマオリジナル”ブランドで同社の全店舗および通信販売にて7月14日に発売する。価格は4万9800円。

“GE SHOW CASE 2000”会場で、ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インクのアジア担当プレジデントであるSimon Wong(サイモン・ワン)氏は、GEが開発している“インターネット家電”について語った。

同氏は、「これまでの家電製品は、主に主婦の労働時間を短くするためのものだったが、家電はインターネットに接続され、主婦はいろいろなことができるようになる」

ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インクのアジア担当プレジデントであるSimon Wong氏
ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インクのアジア担当プレジデントであるSimon Wong氏



「冷蔵庫はこれまで、さまざまなメモを貼り付けることで、家庭の伝言板の役割を果たしてきた。GEは現在“ウェブ冷蔵庫”の開発に取り組んでいる。ウェブ冷蔵庫にはポータブルなキーパッドが備えられており、冷蔵庫自身だけでなく、エアコンなど他の家電の制御も行なえる機能を搭載する。冷蔵庫のモニターを通して、インターネットにアクセスし、冷蔵庫で家庭内のさまざまな家電を制御する仕組みだ。GEはこのプロジェクトを、マイクロソフトやソニー、インテル、IBMなどと協力して開発を進めている」

「また、インターネットに対応したオーブンも開発している。このオーブンは音声認識機能やバーコード読み取り機能を搭載している。また、インターネットにアクセスし、料理のレシピデータやカロリー情報などをダウンロードできる。そのほか、調理時間を80パーセント短縮できるインターネット対応レンジや、インターネット対応洗濯機も開発している。近い将来、みなさんは家電の革命的な進歩を見ることになるだろう」と語った。これらのインターネット対応家電は米国で開発されているもので、日本国内での販売は米国での製品出荷後、検討するという。

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