マクロメディア(株)は、プロフェッショナル向けのマルチメディアコンテンツ作成ツール『Macromedia
Director 8 Shockwave Studio
日本語版』、およびデザインレイアウトソフト『Macromedia FreeHand 9
日本語版』、『Macromedia Flash 4 / Macromedia FreeHand 9 Studio 日本語版』を4月28日に発売すると発表、4月4日に都内で記者発表会を行なった。
『Director 8 日本語版』
『Macromedia Director 8 Shockwave Studio 日本語版』は、1000人のまでの同時アクセスが可能なマルチユーザーコンテンツを作成できる製品。Macintosh版とWindows版が用意されており、それぞれ『Director 8 Shockwave Studio 日本語版』、『Fireworks 3 日本語版』、サウンドエディター『Bias Peak LE 2.1 英語版』(Macintosh版)、サウンドエディター『DigiOnSound Light 日本語版』(Windows版)、『Shockwave Multiuser Server 2 日本語版』で構成されている。『Macromedia Director 8 Shockwave Studio 日本語版』 |
Director 8で作成したコンテンツは、ウェブ上で無償ダウンロード可能な『Shockwave
Player』を利用して再生できる。これまで複数のダイアログボックスに分散していた設定ウインドーを統合したほか、ShockwaveとHTMLの書き出しを一括設定できる“パブリッシュ設定ウィンドウ”、画像の合成や、ぼかし/マスクといった効果を画像の一部に適用できる“画像処理Lingo”、サウンドのループ範囲や回数の指定、ポーズなどの操作設定が可能な“サウンド制御Lingo”などを搭載する。
また、Shockwaveが、ウェブブラウザーのウインドーに合わせて画面の伸縮表示できるようになったほか、ビットマップデータのJPEG変換、コンテンツのダウンロード待ち時間にムービーを表示する機能などを備えている。Shockwave
Multiuser Server用の1000ユーザーライセンスを同梱する。
対応OSは、Mac OS 8.1以降またはWindows 98/NT4.0。価格は、Macintosh版、Windows版とも、それぞれ16万8000円。アップグレード価格が、それぞれ4万8000円。
『FreeHand 9 日本語版』
『Macromedia FreeHand 9 日本語版』は、ベクターグラフィック作成機能を搭載したデザインレイアウトソフトで、Macintosh版とWindows版が用意されている。FreeHand 9で作成した画像をMacromedia Flashファイルとして書き出し、Flash 4を利用してサウンドや動きを追加することが可能。『Macromedia FreeHand 9 日本語版』 |
作成した画像をレイヤーごとに分解し、それぞれのレイヤーを規則的に表示させることで、簡易なアニメーションやモーション効果を作成できる“レイヤーに分解”機能を搭載するほか、画像にURLやFlashファイルを埋め込んだり、『Macromedia
Dreamweaver』ファイル形式で書き出したりできる。
イラスト機能では、画像に遠近感を持たせられる“遠近グリッド”機能を搭載し、画面上の消失点の変更や、グリッドへの画像貼り付けなどが可能。また、画像を湾曲させたり歪ませたりできる“ライブエンベロープ”機能、ビットマップ画像をベクター画像に変換できる“オートトレース”機能なども備えている。
対応OSは、Mac OS 8.1以降またはWindows 98/NT4.0。価格は、Macintosh版、Windows版ともそれぞれ5万8000円。アップグレード価格は、それぞれ1万5800円。
『Macromedia Flash 4 / FreeHand 9 Studio 日本語版』は、FreeHand 9とFlash 4をセットにしたパッケージ製品で、Macintosh版とWindows版がある。対応OSは、Mac
OS 8.1以降またはWindows 98/NT4.0。価格は、Macintosh版、Windows版ともそれぞれ6万8000円。
都内で行なわれた発表会場で、同社代表取締役社長の手嶋雅夫氏は、「今後マクロメディアがリリースするプロダクトは、“eBusiness Infrastructure”をコンセプトに開発する。これからはCATVなど高速通信網が発達することで、リッチコンテンツの制作が重要となるだろう」と語った |