(株)ケイー・ジー・ティーは20日、都内新宿の同社において“CATIAニューソリューションセミナー”を開催した。
同セミナーでは、仏Dassault Systems社の3D CADソフト、『CATIA V5』と2D CADソフト『CCD(CATIA-CADAM
Drafting) for V5』をどう導入するばよいか、活用していけばよいのかということについてセミナーが行なわれた。あわせて、CATIA
V5とCCD for V5のデモも行なわれた。
セミナーでは、米Dassault Systemes of America社から宮路照久氏が来日して説明を行なった。
宮路氏によると、CATIAは業界標準の3D CADソフトであり、自動車業界などで広く利用されているという。日本では、規格の問題や従来からの図面の管理などの制約から、日本の事情にあった2DベースのCADソフトが広く利用されているという。しかし、世界での競争力という点では国際標準でなく、デメリットとなる。では、海外製のCADソフトを利用すればよいのかというと、JIS規格に弱いという側面を持っているという。
それらの問題を解決するのが、CATIA V5とCCD for V5の組み合わせだという。従来からの資産を無駄にすることなく、データを読みこむことができるCCD
for V5が橋渡しの役割をはたし、「世界に通用する競争力を身につける“入口”に立つ事ができる」と語った。
デモでは、実際に2Dのデータをどのように3Dのデータに変換するのか、紙の図面をどのようにデジタルデータに変換していくのかが実演された。
Xライドや画面撮影の許諾が得られなかったため、画面などの紹介は残念ながら割愛する