ファイルメーカー(株)は12日、同社が'99年11月に発売した日本語版データベースソフト『ファイルメーカーPro
5』向けのネットワークサーバーソフト『ファイルメーカー Server 5』を、2月中旬に発売する予定と発表した。価格は、Windows
NT版とMacintosh版のいずれも12万9000円。対応OSは、Windows NT 4.0(Service
Pack 3)以降またはMacOS 8.6以降。
同製品は、ファイルメーカーPro 5のネットワークパフォーマンスを向上させることが可能なリレーショナルデータベースサーバー。SOHOから企業部門のワークグループまでを対象ユーザーとし、ワークグループのための機能が強化されている。また、TCP/IPを使用することにより、WindowsマシンとMacintoshが混在するクロスプラットフォーム環境での使用が可能。
同製品では、同時接続可能ゲスト数が250(プロトコルにAppleTalk使用時は124)に増加し、同時に開けるファイル数が125に拡張されている。また、ネットワークプロトコルとして、TCP/IP、IPX/SPX(Windows
NT版のみ)、AppleTalk(Macintosh版のみ)をサポートする。自動バックアップスケジューリングやサーバーの監視、ネットワーク使用状況の把握、ゲストや接続ファイルの制限をしながらの遠隔地からのデータベース管理なども可能。ワークグループでは、プロジェクト管理、資産管理、イベント管理、業務フロー管理などが行なえる。
なお、同製品のファイルフォーマットは旧バージョンとは異なり、ファイルメーカーPro
5と共通の新ファイルフォーマットとなる。そのほかのファミリー製品のバージョンが5以降の場合に、同製品と組み合わせて使用することができる。
また、無償アップグレードシールが貼付された『ファイルメーカーPro
サーバ 3.0』Windows NT版またはMacintosh版を購入すると、実費3000円で無償アップグレードサービスを受けることができる。申し込みは3月31日の消印まで有効。
有償アップグレードサービスとして、ファイルメーカーPro サーバ
3.0のWindows NT版正規ユーザーおよびファイルメーカーPro サーバ 3.0以前のMacintosh版正規ユーザーには、ファイルメーカー
Server 5のアップグレード版を、ファイルメーカーカスタマセンターから提供する。価格はWindows
NT版とMacintosh版いずれも6万9000円。