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インターキューなど3社、メール広告配信会社として(株)まぐクリックを設立――11月にサービスを開始

1999年09月08日 00時00分更新

文● 編集部 堀田ハルナ

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インターキュー(株)、(有)ユナイテッドデジタル、(株)ネットアイアールディーの3社は、メールマガジン配信サイト“まぐまぐ”に独占的に電子メール広告を配信する新会社“(株)まぐクリック”を設立した。

左からネットアイアールディーの白石社長、ユナイテッドデジタルの大川社長、インターキューの熊谷社長
左からネットアイアールディーの白石社長、ユナイテッドデジタルの大川社長、インターキューの熊谷社長



新会社の業務は、まぐまぐから配信されているメールマガジンのヘッダーやフッタに3行の広告を挿入、配信するというもの。本格的な業務は11月から開始するという。広告料金は、広告に掲載されたURLを読者がクリックした回数に応じて変動する“クリック保証型”で決定される。課金システムの詳細はまだ明らかになっていないが、1クリックの単価は110円から140円。また、1クリックごとにメールマガジンの発行者に20~30円が支払われる。

同社の代表取締役社長には、インターキューの代表取締役社長でもある熊谷正寿氏が就任。取締役副社長には、ユナイテッドデジタルと(株)まぐまぐの代表取締役社長の大川弘一氏、取締役にはネットアイアールディー代表取締役社長の白石岳氏が就任した。

資本金は1000万円で、3社の出資比率はそれぞれ4:4:2。2000年1月末までに、月間発行部数2000万部、配信メールマガジン数1000誌の広告配信を目指すという。

同社社長の熊谷氏は、「これまでインターキューでサーバーと接続のインフラ整備を行なってきたが、広告のインフラ整備を行なうことでECビジネスの場を整えることになる」と述べた。また、同社副社長の大川氏は、新会社の設立によって、小部数のために広告主を見つけられないメールマガジンにも広告が掲載できるようになるとした。

メールマガジン発行者は、自分のメールマガジンに掲載する広告を選択できる。また、自分の斡旋によって掲載する広告については、同社を通す必要はないという。

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