(株)マインドは4月6日、「Linux for PPC Japanese Edition 3」を4月25日より発売すると発表した。価格は6800円。前バージョンのオフィシャル版からのアップグレードは4000円。
今回のバージョンから、「オフィシャル版」「スタンダード版」の区別がなくなり、すべてのユーザーに対しメールおよびFAXによるサポートが提供される。
製品構成は、「インストール & ドキュメント」「ソースコード」「MkLinux R1」CD-ROM各1枚と、インストールガイドなど。Linux/PPCは新しいPower Macintoshでしか動作しないが、ボーナスCDとして添付する「MkLinux」により、一部のNuBUS Power MacintoshでもLinuxを動かすことができる (AppleによるMkLinuxの開発はすでに中止されたが、コミュニティが引き続き開発している)。
Linuxカーネルは2.2.15を採用、TrueType対応のXFree86 3.3.6、glibc 2.1.3、日本語Netscape Communicator 4.7 PPCなどを収録する。また、Macintosh環境「Mac-on-Linux」もバンドルしている。
また、以前から付属していたlinuxppc-jp、linuxppc-jp-devlメーリングリストなどの過去ログや日本語manページなどの検索システムが、GNOMEおよびKDEのメニューからアクセスできるようになったという。
動作環境は次のとおり。
- Power Mac G3 MT, DT
- Power Mac G3 (Blue & White)
- Power Mac G4
- iMac, iBook
- All-in-One
- Power Mac 9600,9500,8600,8500,8200,7600,7500,7300,7200
- PowerBook G3 Series
- PowerBook 2400c
- PowerBook 3400c (3400のモデムは動作しない)