米Phatは7日、Windowsパーティション(FAT16、FAT32)にインストールできるディストリビューション、Phat Linux 3.0をリリースした。
Phat Linux 3.0はFAT16とFAT32ファイルシステムに対応しており、FAT上の1ファイルを、Linuxのext2ファイルシステムとして、ループバックデバイスによりマウントする。これにより、Linux用にパーティションを切り直す必要がなくなるほか、FAT上でUNIXのファイルを扱えるようにしたファイルシステムUMSDOSと比べて、ファイルへのアクセスが速い。これと同じ構造を持つディストリビューションには、メディアラボが販売しているLinux MLD IIIがある。
Phat Linux 3.0には新たにKDEがプリインストールされ、Windowsユーザーにとってより使いやすくなっている。パッケージシステムにはRPMを採用している。
Phat Linux 3.0のCD-ROMは、メールにより注文することが可能(下記webページ参照)。価格は20ドル。また、Phat Linuxのサイトよりダウンロードすることもできる。