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Windowsパーティション(FAT16、FAT32)にインストールできるディストリビューション、Phat Linux 3.0がリリース

1999年08月09日 00時00分更新

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 米Phatは7日、Windowsパーティション(FAT16、FAT32)にインストールできるディストリビューション、Phat Linux 3.0をリリースした。

 Phat Linux 3.0はFAT16とFAT32ファイルシステムに対応しており、FAT上の1ファイルを、Linuxのext2ファイルシステムとして、ループバックデバイスによりマウントする。これにより、Linux用にパーティションを切り直す必要がなくなるほか、FAT上でUNIXのファイルを扱えるようにしたファイルシステムUMSDOSと比べて、ファイルへのアクセスが速い。これと同じ構造を持つディストリビューションには、メディアラボが販売しているLinux MLD IIIがある。

 Phat Linux 3.0には新たにKDEがプリインストールされ、Windowsユーザーにとってより使いやすくなっている。パッケージシステムにはRPMを採用している。

 Phat Linux 3.0のCD-ROMは、メールにより注文することが可能(下記webページ参照)。価格は20ドル。また、Phat Linuxのサイトよりダウンロードすることもできる。

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