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新機種リポート:Time Capsule Vol.1

無線LANベースステーションの新機軸「Time Capsule」の実力

2008年04月13日 22時21分更新

文● MacPeople編集部

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Time Capsule


今年1月のMacworld Expoで発表されたTime Capsuleは、IEEE 802.11nドラフト/ギガビットイーサネット対応の無線LANルーター機能と、1TB/500GBのネットワークストレージ機能を併せ持った製品だ。AirMac ExtremeベースステーションにUSBハードディスクを接続した製品だと考えるとわかりやすいだろう。

そして注目なのは、Leopardで搭載されたTime Machine機能のバックアップ先として指定できる点。これにより、外付けハードディスクを接続していないマシンもネットワーク経由でTime Machineの恩恵にあずかることができる。3月20日登場したアップデーターでAirMac ExtremeベースステーションにUSBハードディスクを接続した環境でもTime Machineを活用できるようになったが、Time Capsuleならそれらがひとつのパッケージで完結。本体に電源をさすだけの、非常に簡単なリューションだ。さっそく、その魅力に迫っていこう。


外観

デザインのコンセプトはAirMac Expressベースステーションとまったく同じため、Time Capsule単体だけを見ても非常に区別しづらい。しかし、ベースステーションがMac miniと同じ設置面積なのに対して、Time Capsuleはひと回り大きく、ちょうどApple TVと同等のサイズ。並べてみると一目瞭然だ


パッケージ

Time Capsule

Time Machineの付属品は、ソフトウェアディスクと電源コード、製品マニュアル類といたってシンプル。ソフトウェアディスクの中には、一部のCore 2 Duo(Xeon)搭載MacでIEEE 802.11nドラフト通信を可能にする「802.11n Enabler」や各種Windows用ユーティリティーも含まれている。AirMac Extremeベースステーションとは異なり、Time Machineは電源アダプターを内蔵しているため電源の配線はスッキリする


インターフェース

Time Capsule

背面にあるインターフェースは、左から電源/USB 2.0/WAN/LAN×3/セキュリティースロット──だ。WAN/LANポートはもちろん、ギガビットイーサネットに対応している


内部構造

Time Machineの内部をのぞくと、本体前面に横向きに3.5インチハードディスクが設置されていることがわかる。編集部で入手した500GBモデルは、ハードディスクとして米シーゲート社製の「Barracuda ES 500GB(ST3500630NS)」を採用。SATA IIに対応した7200回転/分ドライブで、キャッシュメモリーは16MBだ


次のページでは、Time Capsuleのセットアップ方法を眺めてみよう。


(次ページに続く)

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