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「経営の見える化に直結するITを実現」――オラクル、ハイペリオンの技術を活用したEPM製品を提供開始

2008年02月28日 21時26分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本オラクルは、2月28日、2007年6月に買収したハイペリオンのテクノロジーを取り入れた、統合業績管理基盤「Oracle Hyperion EPM System」を展開すると発表した。


企業データを分析し、経営課題の解決に繋げるEPM


「ハイペリオンのエンタープライズパフォーマンス管理システムを導入しているサウスウエスト航空は、9・11の同時多発テロの時に収益を伸ばした唯一の航空会社。同社は航路の変更や燃料購買の発注を効率的に管理し、厳しい環境でも収益性を高めることができた。企業が競争優位性を実現するためには優れた経営管理が必要」

 オラクルコーポレーションのジョン・コプキ氏は、企業の経営管理の重要性を上記のように述べる。コプキ氏はハイペリオンでエンタープライズパフォーマンス管理製品を担当し、現在はオラクルでビジネス・インテリジェンス&パフォーマンス管理を担当している。

オラクルコーポレーション ビジネス・インテリジェンス&パフォーマンス管理担当 シニア・バイスプレジデント ジョン・コプキ氏

オラクルコーポレーション ビジネス・インテリジェンス&パフォーマンス管理担当 シニア・バイスプレジデント ジョン・コプキ氏

オラクルコーポレーション ビジネス・インテリジェンス&パフォーマンス管理担当 シニア・バイスプレジデント ジョン・コプキ氏

 今回、オラクルが日本市場での展開を発表した統合業績管理基盤「Oracle Hyperion EPM System」はオラクルの経営分析ソリューションにハイペリオンのテクノロジーを統合した経営管理システム。経営管理システムとは企業の売上や財務データなどを収集して分析を行ない、経営課題の解決に繋げるマネジメント手法でERP(Eneterprise Performance Management)やCPM(Corporate Performance Management)とも呼ばれる。

 Oracle Hyperion EPM Systemは、企業の基幹システムとのデータ連携を実現する「Oracle Fusion Middleware」をベースに、データの加工や集計・分析を行なう「Business Intelligence Foundation」を構築し、その上にBIアプリケーションを展開する。BIアプリケーションには戦略的な財務モデリングをつくるための「Hyperion Strategic Finance」や、予算編成や設備投資計画に活用する「Hyperion Planning」、連結企業の財務基盤を管理する「Hyperion Financial Management」といったアプリケーションがある。それぞれのアプリケーションは「EPM Workspace」という統一した管理画面で操作できる。

 日本オラクル 常務執行役員 製品戦略統括本部長 三澤智光氏は「変化と競争の激しい企業環境において、財務を中心とした経営状況をすばやく“見える化”し、具体的な企業活動に繋げるEPMは欠かせない」とその重要性を強調する。

日本オラクル 常務執行役員 製品戦略統括本部長 三澤智光氏

日本オラクル 常務執行役員 製品戦略統括本部長 三澤智光氏

日本オラクル 常務執行役員 製品戦略統括本部長 三澤智光氏

 ハイペリオンのEPM製品を導入している企業数は2000社に上り、日本でも日産自動車や森ビル、オリンパスといった企業が採用している。三澤氏は「すでに市場に信頼を得ているハイペリオンのテクノロジーを活用し、経営環境の見える化に直結するITをオラクルが実現していく」と今後の目標を語った。

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