'07年1月のMacworld Expoで「Best of the show」を受賞した、ペン入力に対応したタブレット型Mac「Modbook」。今年のMacworld Expo会場では、「ペン+MacBook=Modbook」と絵で示された大きな看板を掲げ、昨年以上に目立ったブースを構えていた。筆者がブースを訪れたときはModbookが当たる抽選会が行われるということで、大勢の人が詰めかけてすし詰め状態。そんな状況ではあったが、Modbookの開発元である米アクシオトロン社の創業者兼共同経営者である久美子・ハース氏に話を聞いた。
アップル公認となったタブレット型Mac
──Modbookが発表されてからちょうど1年たちましたが、ついに製品が出荷されましたね。いつから出荷を開始したのですか?
はい、おかげさまで'07年12月から出荷を開始できました。現在はバックオーダーをさばくのに忙しい状況です。いまご注文いただくとお届けするのは2月の予定です。
──たしか予定ではもっと早く出荷されるはずでしたが、遅れた理由はなんでしょうか。
出荷が予定より遅れてしまった理由は2つあります。ひとつはMacBook本体がリニューアルしたこと。もうひとつはOSがMac OS X 10.5 Leopardに変更になったことです。
──前回まで記載がなかったと思うのですが、Modbookのカタログに記載された「Proprietary Solution Provider」というのは何ですか?
これは、アップルと正式なパートナー関係であること、つまりModbookが、アップル公認のハードウェアであることを示しています。アップル公認のパートナーとなったことで、お客様にはより安心感を持っていただけると思います。
通常、この種類のパートナーとなる企業はMacを使ったキオスク端末を作っているメーカーなどが多く、アップルのデベロッパーサイトにも登録申請のためのフォームが用意されていません。私たちの会社にアップルから直接連絡があり、「パートナーになりませんか」と申し出を受けました。パートナーとなったことで、私たちとしては何か問題があった場合に、アップルに直接相談できるなどのメリットがあります。
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