エプソンダイレクト(株)は27日、容積約2.7リットルの小型筐体を採用したデスクトップパソコン「Endeavor ST110」と、キーボード部分に低反発素材を採用したモバイルノートパソコン「Endeavor NA103」の2製品を発売すると発表した。ST110は12月中旬、NA103は同日受注を開始し、順次出荷を開始する。
Endeavor ST110は、2006年11月に発表した「Endeavor ST100」(関連記事)の後継機種。ACアダプターを高効率なタイプに変更することで、アダプターのサイズを幅58×奥行き133×高さ30.7mmと従来比で約37%縮小させている。重量も650gから450gと軽くなった。また、CO2削減に取り組み、パソコンの素材製造時のCO2排出量を従来比約28%削減。利用時には約17%のCO2を削減させているという。チップセットはIntel GM965 Expressチップセットを採用し、インターフェースはミニD-Sub15ピンに加えて新たにDVI-D(HDCP対応)を搭載している。
そのほかの仕様は以下のとおり。
- Endeavor ST110
-
CPU:Core 2 T7250(2GHz)|
メモリー:DDR2-667 512MB|
グラフィックス:GM965 Expressチップセット内蔵
HDD:40GB| 光学ドライブ:CD-RW&DVD-ROMコンボドライブ
サイズ:幅75×奥行き185×高さ195mm| OS:Windows XP Home Edition SP2
構成価格:8万7150円
Endeavor NA103は、1月に発表した「Endeavor NA102」(関連記事)の後継機種。バッテリー駆動時間を延ばすため、各デバイスのON/OFFをコントロールできる電源管理ツールがHDDのバックアップ領域に格納されており、インストールすることで利用できる。そのほか、連続約8.9時間の駆動が可能な標準バッテリーを新規開発してラインナップに追加した(従来の標準バッテリーは約5.6時間)。
掲載当初、「電源管理ツール」がプレインストールされているとなっておりましたが、プレインストールされておらず、各自でインストールとなっております。該当部分を訂正するとともお詫び申し上げます(2007年11月30日)
また、キーボード内部のフレームに低反発性に優れた(株)ロジャースイノアック製マイクロセルポリマーシート「PORON」(ポロン)を貼り付けている。これにより、キーを押した時の反動を少なくすることで、キーフィーリングの操作感を高めているという。本体のカラーバリエーションとしてブラックとホワイトの2色を用意する。
そのほかの仕様は以下のとおり。
- Endeavor NA103
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CPU:Core 2 Duo U7600(1.20GHz)|
メモリー:DDR2-533 512MB|
グラフィックス:945GMS Expressチップセット内蔵
HDD:40GB| 光学ドライブ:CD/DVDコンボドライブ| 無線通信機能:オプション
サイズ:幅281×奥行き256×高さ35mm| 重量:約1.4kg| バッテリー駆動時間:約8.9時間(標準バッテリー時)| OS:Windows XP Home Edition SP2
構成価格:14万7630円