KDDI(株)および沖縄セルラー電話(株)は1日、今年5月に発表したau携帯電話機「W44K II」(関連記事)のカメラ機能を非搭載とした「W44K IIカメラなしモデル」を今月下旬に発売すると発表した。カメラ付き機器の利用が制限されるビジネス用途での利用などを想定しているという。
W44K IIカメラなしモデルは京セラ(株)製。カメラを必要としないユーザーだけでなく、情報管理の観点からカメラ機能が不要な法人ユーザーの要望にこたえる形で製品化した。CDMA 1X WIN対応の端末の中で、カメラ非搭載の携帯電話機は同製品が初めてという。
また、カメラ機能をなくしただけでなく、ASPサービス「ビジネス便利パック」に対応したアプリケーションをプリインストールするなどの変更が行なわれている。ビジネス便利パックは送受信メール、発着信履歴削除に対応するほか、ケータイオフィス、ドキュメントビューアー、GPS MAP、Business EZ、OFFICE WISEに対応する。
それ以外は、本体のカメラがないことと、重量がわずかに軽いほかは通常モデルと同等。約15mmのスリムボディーや、メイン/サブディスプレーともに強化ガラスを使って傷がつきにくくした液晶パネルなども通常モデルを踏襲する。
本体の仕様は、メインディスプレーに2.4インチQVGA(240×320ドット)のASV液晶パネルを、サブディスプレーに96×39ドット表示の0.76インチモノクロ液晶パネルを採用。連続通話時間は約190分で、連続待受時間は約260時間。本体サイズは幅約51×奥行き15.3×高さ103mm、重さは約117g。カラーはカメラなしモデル専用色である「クリアシルバー」のみとなる。