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今秋発売の日本語版に無償アップデート可能

アクト・ツー、仮想化ソフト「VMware Fusion」英語版の国内販売を開始

2007年08月29日 13時45分更新

文● MacPeople編集部

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(株)アクト・ツーは21日、インテルマック利用できるx86アーキテクチャーマシンの仮想化ソフト「VMware Fusion」英語版の発売を開始した。ダウンロード版が1万2800円、パッケージ版が1万5800円。発売記念キャンペーンとして当面の間は、ダウンロード版を1万920円で販売する。ダウンロード/パッケージ版とも、今秋リリース予定の日本語版への無償アップデートが可能だ。

「VMware Fusion」では、x86マシンで動作するWindowsやLinuxのほか、Boot Camp環境のWindows XP/Vistaも起動できる

仮想マシンながら、DirectX 8.1のエミュレートが可能。ただし、チップセット内蔵型グラフィックエンジン「GMA950」を利用するMacBookやMac miniではチェックしても、実際には有効にならない

競合のParallels Desktopと決定的な違いは、デュアルコアと64ビットCPUをエミュレートできる点にある。デュアルコアによる分散処理や64ビットOSの稼働をチェックできる唯一の仮想化ソフトだ

Boot Camp上のWindows XPを起動したところ。図のウィンドウモードのほか、フルスクリーンモード、Mac OS XとWindowsのウィンドウをシームレスに扱える「Unity」モードがある

VMware Fusionは、米ヴイエムウェア社が自社のウェブサイトでダウンロード版を販売していたが、米スミスマイクロ社が同ソフトのワールドワイドでの販売権を取得したことを受け、スミスマイクロ製品の日本語版を販売しているアクト・ツーが日本国内での販売を受け持つことになった。Macユーザーになじみのあるアクト・ツーが国内販売を手がけることで、サポートも期待できる。

競合の「Parallels Desktop」は、英語版と日本語版のバージョン違いが進んでおり、魅力的な新機能を使うには英語版を購入しなければならないというジレンマがあった。一方のVMware Fusionは、英語版から日本語版への無償アップデートが可能だ。これまでアクト・ツーが日本語化した製品の多くは言語リソースが本家に取り込まれることが多く、今後は日米同時リリースとなる可能性も高い。また、シリアル番号は英語版/日本語版共通なので、仮に英語版が先行リリースされた場合でも日本語版のユーザーは英語版を新規購入することなく試せるのもうれしい。


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