オーバークロッカーを中心に人気のDFI製マザーボードの“LANPARTY UT”シリーズに“P35”を搭載した新モデル「LANPARTY UT P35-T2R」が登場した。
インパクト大!ケース外に飛び出すヒートシンクが付属
「LANPARTY UT P35-T2R」は豊富なオーバークロック機能やヒートパイプ採用のチップセットクーラー、8フェーズ電源回路、オールアルミ固体コンデンサを採用したハイエンドマザーボードだ。
さらに今回は、従来の製品にはなかったユニークな特徴を採用している。それが“Transpiper”と呼ばれるSouth bridge、もしくはPWMに装着可能なヒートパイプ採用のヒートシンクだ。装着後の見た目もかなりインパクトのあるものとなっており、PWMまたはCPU冷却用(CPU冷却にも使用する場合は付属の銅版を使うが、この場合はリファレンスを含むプッシュ式で固定するタイプのCPUクーラーはおそらく使用不可)に装着した場合はI/Oパネルを経由してケース外部へ飛び出し、電源の排気用ファンで冷却する仕組みとなる。今までI/O部にPWM用のヒートシンクを備える製品はいくつか見られたが、今回の「LANPARTY UT P35-T2R」のように、完全にケース外へと出てしまうものは初めてだろう。ちなみにこの“Transpiper”だが、さらに冷却用のファンも取り付けられるようになっている。
主なスペックを確認しておこう。South bridgeは“ICH9R”。拡張スロットの構成はPCI Express x16×3(x16+x4+x1/x16+x1+x1、CrossFire対応)、PCI Express x1×1、PCI×3で、メモリはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667、8GBまで)。サウンドにはRealtek/ALC885を搭載したブラケット引き出しタイプの8ch対応カード“Bernstein audio module”が付属するほか、その他オンボードインターフェイスにはデュアルギガビットイーサネット(Marvell/88E8052+88E8053)やIEEE1394(VIA/VT6307)、Serial ATA II×6+2(ICH9R+JMicron/JMB363、RAID対応)、IDE×1などを搭載している。
価格および販売ショップは以下の通り。一部ショップを除き流通量は比較的少なめといった印象だ。“X38”の影も見えてはいるが、ことDFIに限っては同チップセット搭載モデルは当分先と思われる。そんな中、登場した「LANPARTY UT P35-T2R」は“P35”搭載の遊べるマザーとして人気となりそうだ。
「LANPARTY UT P35-T2R」 | |
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価格 | ショップ |
¥35,800 | アーク |
¥35,800 | 高速電脳(近日入荷) |
¥36,800 | ツクモパソコン本店II |
¥37,590 | USER’S SIDE本店 |