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初のインテル“G31”搭載マザーがECSからデビュー!microATX対応で1万円割れ!

2007年08月23日 22時30分更新

文● 増田

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 インテル製のVGA統合型チップセット“G31”を搭載した初のLGA 775対応マザーボード「G31T-M (V1.0)」がECSから発売された。microATXフォームファクタのシンプルな製品で1万円を切っての登場だ。

インテル製のVGA統合型チップセット“G31”を搭載した初のLGA 775対応マザーボード「G31T-M (V1.0)」がECSから発売。“G31”はDirectX 9世代の“GMA3100”を統合したチップセットでFSBは1066MHz、メモリはDDR2、PCI Express x16×1などをサポートする

 “G31”は全部で7モデル(X38/P35/G35/G33/G31/Q35/Q31)ラインナップする“Intel 3シリーズ”の中でバリュー向けとされるDirectX 9世代の“GMA3100”を統合したチップセット。主な特徴はFSBが1066MHz、メモリはDDR2、PCI Express x16×1などをサポートする点だ。FSB1333MHzやDDR3メモリに対応する同じくVGA統合型のチップセット“G33”の下位モデルということになる。
 また、組み合わされるSouth bridgeは“ICH7”もしくは“ICH7DH”。こちらも“ICH9”系South bridgeと組み合わされる“G33”と大きな違いと言えるだろう。

「G31T-M (V1.0)」基板

microATXフォームファクタのシンプルな製品となっている「G31T-M (V1.0)」。同マザーのマニュアルおよびウェブサイトによるとFSB1333MHzまで対応するという記述が確認できた

South bridge

組み合わされるSouth bridgeは“ICH7”。“ICH9”系South bridgeと組み合わされる“G33”と大きな違いと言える

 さて“G31”搭載モデル第1弾となった「G31T-M (V1.0)」の主なスペックだが、冒頭でも触れたようにmicroATXフォームファクタのシンプルな製品となっている。South bridgeは“ICH7”を採用。拡張スロットの構成がPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2で、メモリはDDR2 DIMM×2(DDR2-800/667、4GBまで)。VGAや6chサウンド(Realtek/ALC662)、100/10Base-TXイーサネット(Realtek/RTL8101E)、Serial ATA II×4、IDE×2などをオンボードで搭載している。
 また、先ほどチップセットの公式スペックとして対応FSBは1066MHzまでと記載したが、同マザーのマニュアルおよびウェブサイトによるとFSB1333MHzまで対応するという記述が確認できた。今日から販売しているのはドスパラ秋葉原本店で、価格は9680円。「なるべく最新のインテル製チップセットを使って、かつ安価にWindows Vistaが動作するマシンを組みたい」という一般的なニーズに答えてくれそうなチップセットとして、今後も他社から複数のモデルが発売されることだろう。

I/O部

I/O部の構成も実にシンプル。VGAや6chサウンド、100/10Base-TXイーサネットなどを備えている

ポップ

今日から販売しているのはドスパラ秋葉原本店で、価格は9680円。安価にVista動作のPCが組みたいがチップセットはインテルに拘りたいというユーザーには有力な製品となりそうだ

【取材協力】

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