(株)マイタックジャパンは21日、モバイルナビゲーションシステム“Mio DigiWalker”(ミオ デジウォーカー)シリーズの新製品として、(株)昭文社の“震災時帰宅支援マップ”のPOI(位置情報、Point Of Interest)を搭載した携帯用ポータブルナビ『Mio DigiWalker C325』を7月初旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格は4万6800円前後。
Mio DigiWalker C325は、本体サイズを幅126×奥行き20×高さ81mm、重量を190gと小型/軽量化を図っているほか、2GBの内蔵フラッシュメモリーに内蔵したデータベースから、約800万件の電話番号検索、約4200万件の住所検索、約33万件のPOI検索などを行なえるのが特徴。液晶パネルは480×272画素の4.3インチTFTタイプを搭載する。MP3/WAV/WMA形式の音楽データを再生できるオーディオ機能や、JPEG/BMP形式の画像を閲覧できるピクチャー機能、電卓/単位変換/為替変換などの計算機機能も搭載している。
ソフトウェアは、昭文社の『震災時帰宅支援マップ』のPOI情報を搭載し、主要都市部の広域避難場所、帰宅支援ステーション、緊急指定・災害拠点病院などを収録している。そのほか、(株)ゼンリンの全国地図情報をベースとしたナビゲーションソフト『MioMap(ver.3.0)』と、昭文社の“マップル”をベースにした電子地図ソフト『Pocket Mapple Digital Ver.7 for Mio』をプレインストールする。
お詫びと訂正:掲載当初、MioMap(ver.3.0)のベース地図情報が(株)ゼンリンと記載しましたが、正しくは昭文社です。該当部分を訂正するとともにお詫び申し上げます。(2007年6月22日)
ハードウェアの性能は今年4月に発表した車載用ポータブルナビ『Mio Digiwalker C323』を同等で、CPUはSamsung 2443-400MHz、メモリーはフラッシュROMを2GB/SDRAMを64MB搭載する。SDカード/MMC対応メモリーカードスロットも内蔵する。タッチパネルの方式は抵抗膜式を採用。インターフェースは、USB 2.0(ミニUSB)、ヘッドホン端子を装備する。OSはWindows CE.NET 5.0を採用する。入力ツールとして、オンスクリーン・ソフト・キーボードを搭載している。
電源は、リチウムイオン充電池(1300mAh)を利用し、駆動時間はGPS機能/バックライト使用時で約4.5時間、バックライトを消したMP3ファイルの再生時で約8.5時間。同梱のACアダプター(AC100~240V)も利用できる。充電時間は約4~5時間。USB同期ケーブル、車載用スタンド、ヘッドホン変換アダプターなどが付属する。