ヤマハは、ポータブルステレオスピーカ「NX-U10」を2月下旬から発売すると発表した。USBバスパワーによる給電で最大20Wの大出力を実現したのが特徴で、ノートPCを使ったプレゼンテーションなどのビジネス利用を見込む。
独自技術「PowerStorage」で大出力を実現
「NX-U10」は、USB接続で利用できるポータブルステレオスピーカ。幅248×高さ100×厚さ33mm・重量500gと小型軽量のボディで、B5サイズのノートPCと合わせて持ち運ぶのに適したデザインだ。
最大の特徴は、USBバスパワー給電でありながら、一般的な製品の約2倍にあたる20W(10W+10W)の大出力を実現したこと。ヤマハは、音の強弱や休符状態により信号レベルが一定でない点に着目。使用していない電力を蓄積して効率的に使う「PowerStorage」と呼ばれる技術でこれを可能にした。
NX-U10で同社が狙うのは、「音」によるプレゼンテーションを行なうビジネスパーソン。昨今ではPCを使い、動画や音声を取り入れたプレゼンも見受けられるようになったが、ノートPCの内蔵スピーカや従来のUSBスピーカでは出力が不足することが多かった。同社はこうしたビジネスユーザーのニーズに対して、NX-U10の魅力を訴求していきたいという。
なお、付属のUSB/AC変換アダプタを利用したAC給電や乾電池(単4×4本)にも対応しており、ステレオミニプラグによる入力も可能だ。普段はオーディオプレーヤを接続して音楽再生を楽しみ、ビジネス利用時にはUSBでPCに接続して使う――といったライフスタイルに合わせた活用をヤマハは提案している。
価格は2万5000円。色はシルバーとブラックの2色を用意する。発売はシルバーが2月下旬、ブラックが6月の予定だ。