デル、ハイブリッド冷却システムを採用した個人向けデスクトップ「XPS 710 H2Cエディション」を発売 デル、ハイブリッド冷却システムを採用した個人向けデスクトップ「XPS 710 H2Cエディション」を発売
2007年01月10日 00時00分更新
デルは、個人向けPCの上位ブランド「XPSシリーズ」に、ハイブリッド冷却システムを採用した「XPS 710 H2Cエディション」を追加した。クアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」を搭載した同社の個人向けPCの最上位モデルとなる。
「最高峰のテクノロジーを体感できる」個人向けの最上位モデル
デルは昨年11月、インテルのクアッドコアCPUであるCore 2 Extreme QX6700(2.66GHz)、NVIDIA nForce 590 SLIチップセットを採用したハイエンドマシン「XPS 710」を発売。ゲームユーザーのほか、CGクリエイターなどをメインターゲットに展開している。
今回発表された 「XPS 710 H2Cエディション」は、XPS 710をベースに、「H2Cハイブリッド冷却システム」と呼ばれる新開発の冷却システムを搭載した機能強化モデル。液体ラジエータと熱交換器の2段階で放熱することで、従来に比べて冷却効率の向上と静音化を実現したという。そのほか、電源ユニットが750Wから1KWに引き上げられ、筐体デザインがブラック&シルバーからオールブラックに変更された。
グラフィックボードは、GeForce 7950 GTX2(1GB)を採用し、メインメモリは最大4GB、HDD(シリアルATA接続)は最大2.25TBまで搭載可能。拡張スロットはPCI×3、PCI Express x1×1、PCI Express x8×1、PCI Express x16×2を備える。
ベーシック構成は、1GBメモリ、160GB HDD、DVD/CD-RW、GeForce 7900 GS(256MB)、Windows XP home SP2を搭載し、38万6610円。
推奨構成は、4GBメモリ、750GB HDD、DVD+/-RW、GeForce 7950 GX2(1GB)×2、Windows XP Media Center Edition 2005を搭載し、20インチのワイドモニタ「2407WFP」が付属する。価格は77万385円。
同社のクライアント製品マーケティング本部のプロダクトマーケティングマネージャーである佐々木隆氏は、「『力強いデザイン』『最高峰のパフォーマンスを提供するテクノロジー』『PCゲームでの優位性』の3つに重点をおいて開発されたマシン。ぜひ実際に体感してみてほしい」と話した。
ワイド液晶モニタのフラッグシップモデルも同時発表
この日、デルは併せてワイド液晶モニタの新製品も発売した。「デルは国内の液晶モニタ市場で8期連続シェア1位を獲得しているが、ワイドモニタにはまだまだ成長の余地がある」(S&Pマーケティング部プロダクトマーケティングマネージャーの山内万里子氏)と意気込む同社が発表したのが、フラッグシップモデルとなる「2707WFP」だ。
2707WFPは、1920×1200ドット(WUXGA)表示に対応した27インチワイド液晶。応答速度は6ms(Gray to Gray)、最高輝度は450カンデラ/m2、視野角は水平/垂直方向ともに178度。新開発の「Dell True Color」により、92%のカラーガンマ値を実現し、色再現性を高めた。インターフェイスは、VGA、HDCP対応DVI-D、S-Video、コンポーネントと豊富に備え、9種類のメディアに対応したカードリーダとUSB2.0×4ポートも搭載する。
価格は16万8000円で、バックライトの保証を含む3年間の保守サポートが付属する。
山内氏は、2707WFPを「色再現性と接続性を備え、重厚感のあるデザインは、ゲームユーザー層、デジタルコンテンツを制作するクリエイターなどに最適」とアピール。同氏によると、今後、ハイエンドユーザー向けに同社のワークステーションとのセット販売も検討しているとのこと。
- ■関連サイト
- デル
- http://www.dell.com/jp/