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旧デザインも利用終了へ!kintoneの2017年2月アップデート

kintoneに追加された「Webhook機能」はサーバーレスのトリガーにもなる

2017年02月24日 07時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 サイボウズはクラウドサービス「kintone」の定期アップデートを実施し、外部サービスと連携するための「Webhook機能」の追加、新しいデザインテーマの追加、初心者ガイドの搭載などのサービス拡張を行なった。2月の主要なアップデートの内容を紹介する。

アプリ上のイベントを外部サービスに自動通知するWebhook

 新機能のWebhookは、kintone上のアプリケーションで「レコードの追加」「レコードの編集」「ステータスの変更」のいずれかのイベントが実行されたときに、外部のWebサービスにHTTPで通知する仕組み。アプリにレコードが追加されたらその内容を自動でチャットツールに流す、内容をメールで送信する、といったシステムがノンコーディングで構築できる。

 またkintoneのWebhook機能を、AWS LambdaやAzure Functionsなどサーバーレスアーキテクチャのトリガーとして利用することも可能。kintoneをフロントに外部クラウドサービスの機能を使うようなシステムを構築する際に便利な機能だ。Webhookはkintoneのスタンダードコースのみで利用できる。

kintoneのWebhook機能

旧デザインの利用終了

 kintoneでは、2016年1月に操作画面のアイコンの配置や文字の大きさを全体的に見直した「新デザイン」を追加している。今回、新デザインのデザインテーマを拡充し、標準色に加えて5色が選択できるようになった。尚、今回の2月アップデートで、それまでの旧デザインは利用できなくなり、旧デザインのアプリは自動的に新デザインに切り替わる。

新デザインに5色のデザインテーマを追加

初心者ガイドとチュートリアルの搭載

 30日間無料の「お試し」コースの環境に、初心者マークのアイコンが追加された。このアイコンをクリックすると、kintoneでアプリを作る方法やレコードを登録する操作について学べるチュートリアル、管理者向けの初心者ガイドなど、初めてkintoneを使う際に知りたい情報が表示される。

管理者向け初心者ガイド

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