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【短期連載】Bentoの魅力 第1回

【Bento短期連載】製品レビュー

FileMakerの自信作!! パーソナルデータベースソフトが新登場

2008年04月01日 18時52分更新

文● MacPeople編集部

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随所に見られる新技術 Leopard専用のワケ

 Bentoは、Mac OS X 10.5、すなわちLeopard以外では動作しない。新製品を最新OSのみとするのはアップルでも珍しいことだが、開発元ではあえて対応するバージョンを絞り込んだようだ。データベースには欠かせない検索機能には、Tigerで搭載され、Leopardに併せて性能が高められたSpotlight風の技術が使われている。Finderから詳細検索モジュールを再度使用することで、データベースの中から特定の情報を正確に検索できる。また、Time Machineとの連動により、データベースのバックアップを簡単にとることが可能だ。

Spotlight

「Bento」では、アドレスブックやiCalから参照しているデータはもちろん、ユーザーが追加したデータもLeopardが備えるSpotlight風の高速検索が可能。ほぼ一瞬だ

 Bentoの特徴である、画像/音楽/映像などのデータを登録できる「メディア」というカテゴリーは、「Image Kit」と呼ばれる技術により初めて実現できる機能。内蔵/外付けのiSightで撮影した画像の読み込みや加工、ムービーファイルを登録した際の操作ボタンなどはすべてこのImage Kitの機能が使われている。

Image Kit

写真や音楽、ムービーを登録できる「メディア」項目には、Leopardの「Image Kit」の技術が使われており、iSightからの取り込みや音楽/映像の再生がその場で可能だ

 Bentoはインターフェースの動きにもこだわっている。たとえば、テーマの切り替え時に「Ripple」(さざ波)と呼ばれる画面中央部分が波打って別のテーマが現れる画面効果や、レイアウトのカスタマイズ時にドラッグ&ドロップで項目を移動する際のアニメーションなど。これらにはLeopardのCore Image/Core Animationなどの技術が使われているのだ。

Core Image/Core Animation

「フォーマット」メニューの「テーマ」から、背景色や使用フォントなどの設定をひとまとめにしたテーマを変更可能。変更時の 画面効果にLeopardの技術が使われている


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