倶楽部のAV特集 第44回
手軽に使える特大画面! スマホとの相性もバツグン
テレビよりも短焦点プロジェクター YouTubeやネットフリックスを大画面で楽しめる (1/5)
2018年09月08日 19時30分更新
最近は、リビングや自室にテレビを置かない人が増えているようだ。確かにテレビ放送やネット動画といった動画コンテンツはパソコンやスマホでも見られるので、家の定位置にテレビを置いて、その前に座って見る必要はあまりない。
家にいるときは常にテレビの電源を入れっぱなしという使い方でもなければ、電源オフ時のテレビは大きな黒い板なので邪魔と言えば邪魔な存在でもある。大画面化が進んでいる今なら、そう感じる人が少なくないのもうなずける。
とはいえ、YouTubeやNetflixなどのネット動画などを大画面で見たいという人は多いはず。そう感じている人におすすめしたいのが、プロジェクターだ。
プロジェクターというとスクリーンを用意して投影角度を調整して……と仰々しいイメージだが、そもそもテレビが家にないというライフスタイルの人にとってはいいことだらけ。しかも、手軽に使えるモデルや邪魔にならずに置ける短焦点プロジェクターも増えている。
大画面テレビの代わりに使うプロジェクターのメリット
テレビの代わりにプロジェクターを使うメリットは3つ考えられる。それぞれ紹介していこう。
理由1:使わないときは片付けられるので邪魔にならない
プロジェクターも本格的なものは大型で定位置に設置した方がいいものもあるが、手軽に持ち運べるサイズのものもたくさんある。バッテリー内蔵のものもあり、使わないときは簡単に片づけられる。
理由2:薄型テレビでは高価な大画面が比較的低価格で実現できる
80インチや100インチ超となると、かなり大きな画面という印象になるが、テレビの場合、そのお値段は100~200万円ほどとなる。
しかし、プロジェクターなら安価なモデルであれば10万円ほどの予算で実現できる。かなり魅力的なのではないだろうか?
理由3:短焦点プロジェクターが登場してきた
通常、プロジェクターの投影サイズは距離に比例する。一般的なモデルだと80インチ以上で投影するには2~3mの投射距離が必要になる。このため、6畳間の個室などでは投射距離が確保できず、あまり大きな画面サイズにできない。
また、この位置はちょうど視聴位置でもあるので、コンパクトとはいえ案外邪魔になる。目の前のような近距離に置くとファンノイズなどの動作音が耳に付きやすく、画面の明るさの問題だけでなく、実際に使ってみると不満を感じることが少なくない。
その問題を解決してくれるのが超短焦点プロジェクターだ。その名の通り超短焦点レンズを使って投射するので、壁際から数10cmほどの場所に置いて80インチクラスの大画面を実現できる。
壁際なので設置場所の確保もしやすく、電源をオンにするだけで壁がスクリーンになる。
スティックPCやHDMIドングル型ネットプレーヤー(GoogleのChromecastやAmazon Fire TVなど)をつなげてネット動画などを再生し続けることもできる。
それを部屋で寝っ転がりながらダラダラ見る、という向きにもピッタリだ。
ここでは、そんな超短焦点プロジェクターを使って、スマホで楽しむお手軽な特大画面の楽しみ方を紹介していこう。
以降のページ(アスキー倶楽部会員向け)では、2台の短焦点プロジェクターを細かく紹介していく。
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