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9nine、アプガ、神宿、GEMがデジタルトークやライブを振り返る

ASCIIがChangeをテーマにスタートさせたアイドルイベント『ASCII @LIVE 2016』

2016年12月09日 18時00分更新

文● 荒井敏郎 編集●ASCII

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 2016年10月23日(日)ニコファーレで、ASCII主催のアイドルイベントが開催された。ASCIIが「Change」をテーマにスタートさせた、4組のアーティストによる、デジタルトークあり、ライブパートありのイベントだ。これまでデジタル中心でちょっとマニアックな印象があったASCIIのイメージを払拭しよう! という目的で開催された本イベント。事前応募による無料招待制ということもあり、約200名のファンで会場は埋め尽くされた。

 もちろん単純なライブではない。ASCII主催ということで「最新デジタル機器の魅力を知ってもらおう」という側面も持ち合わせている。最新パソコンでもある東芝dynabookと、エレコムのBluetoothイヤフォンについて紹介するトークパート1と、実際に体験してもらいながら、VRとそれに最適なAMD製のビデオカードを知ってもらうトークパート2が用意された。

 そして、司会進行役として抜擢されたのは、アイドルにも精通しており、コラムなども執筆しているモデルの日笠麗奈だ。新たなイベントということで、手探りでのスタートとなったが、デジタルトークのパートでは、各メンバーから面白いエピソードをうまく引き出していた。

 デジタルトークのパートでは、各機器の解説をASCII編集部のスペシャリストが担当。実際に機器を操作しながらの紹介は、デジタルに疎い(?)アイドルたちにも刺さるものになった。

最新Bluetoothでパソコンやスマホの魅力を知る

 トークパート1では、「最新デジタル機器の魅力を知ってもらおう」というテーマのもと、GEMから金澤有希伊藤千咲美小栗かこ村上来渚の4名が、9nineから佐武宇綺村田寛奈の2名が登場した。デジタルに関するアンケートでの珍回答はもちろん、意外に詳しい一面も見られ、会場のファンを驚かせていた。また、dynabookのスマホとの連携機能に驚いたり、Bluetoothイヤフォンの音質の素晴らしさに感動したりと、実際の体験も今後のデジタルライブの刺激になったようだ。

 トークパート2では「最新技術VRを体験しよう」がテーマ。神宿から羽島めい関口なほ一ノ瀬みかの3名、アップアップガールズ(仮)から古川小夏森咲樹新井愛瞳の3名が登場した。デジタルに関するアンケートでは、グループ内、満場一致で神宿は一ノ瀬みかが、アップアップガールズ(仮)は新井愛瞳がデジタルに詳しいメンバーに選ばれており、その理由などをステージで詳しく語ってもらった。実際の体験では、AMDのGPU“RADEON”シリーズとHTC Viveの組み合わせでVRのアプリを体験。これまで体験したことないような仮想空間に驚きの連発で、大いに盛り上がりながるコーナーとなった。

 こちらのデジタルトークのパートについては以下の記事も参考にしてほしい。

ニコファーレならではの演出で、もちろんライブも熱狂

 各アーティストのライブパートは、4組のカラーが異なりながらも、それぞれが盛り上がって楽しめる内容に。360度ぐるりとLEDモニターで囲まれたニコファーレならではの紹介映像やVJは、さすがデジタルのASCIIといったもの。側面にライブ中のリアルな映像を映し出すなど、手の込んだ演出となっていた。

 ライブパートのトップはGEM! SUPER☆GiRLSなどが所属するavexのアイドル専用レーベル「iDOL Street」の第3弾グループだ。とことん極めたパフォーマンスで、集まったファンを魅了する。初めて見た人の中には、トークパートでのやかましい姿からは想像できないキレのあるかっこいいダンスに、驚いた人も多いだろう。GEMの原点ともいえる楽曲『Speed up』からスタートし、ライブ定番曲『We're GEM!』を披露するなど、トップバッターとしてASCII @LIVE 2016を大いに盛り上げ、続く9nineにバトンタッチした。

GEM
M01 Speed up
M02 Spotlight
M03 We're GEM!
M04 Baby, Love me!
M05 Can't Stop Loving

 今年7月に4人体制でのスタートを切った9nine。いきなり『With You/With Me』と、聴かせる楽曲を持ってくる攻めたセットリストを展開。4人になっても、キレのある美しいダンスとフォーメーションは変わらない。集まったファンの視線を釘付けにする、圧巻のステージだった。そして、かっこいいだけではないのがこのグループの魅力。中盤の『One Kiss』では、一緒に振りをやってもらうなど、会場を巻き込みながら、ライブの楽しさをアピールしていた。ラストは最新シングルでもあり、5人のメンバーでの最後のシングルでもあった『愛 愛 愛』を披露。9nineらしいアップテンポのEDMサウンドで前半のライブパートを締めくくった。

9nine
M01 With You/With Me
M02 LOVE VAMPIRE
M03 チャンス
M04 One Kiss
M05 Evolution No.9
M06 愛 愛 愛

 後半のライブパートは、俳優の山田孝之がお忍びでワンマンライブを見に行くなど、一気に人気が爆発しそうな原宿初の5人組アイドル神宿。キャッチーでポップな楽曲と可愛らしい衣装と表情は、ステージの雰囲気を一気に華やかに! 会場全体でタオルを回す『Summer Dream』や、「K」「M」「Y」「D」と神宿の頭文字のアルファベットを手で作りながら盛り上がれる『KMYD』など、ライブ鉄板曲を並べ、最高に楽しいステージを披露した。

神宿
M01 必殺!超神宿旋風
M02 全開!神宿ワールド
M03 Summer Dream
M04 カムチャッカ・アドベンチャー
M05 原宿戦隊!神宿レンジャー
M06 KMYD

 ライブパートのラストを飾るのは、11月8日に武道館公演を終えたアップアップガールズ(仮)だ。今回、急遽ひとり少ない6人でのステージとなったが、そのライブパフォーマンスは安定しており、スキルも盛り上げ方も一流。スピード感あるステージを展開し、会場を熱気で包み込んだ。10月11日に発売されたばかりの『!!!!!!!!』(ばんばんばん)では、PVをニコファーレのLEDモニターに映し出す演出も。会場からは「おぉ!」という驚きも湧き上がっていた。そのほか『アップアップタイーフン』や『アッパーカット!』といった盛り上がり楽曲も忘れない。そして最後に披露したのは、こちらも10月11日に発売された楽曲『君という仮説』。メンバーの今を歌った爽やかな楽曲でASCII @LIVE 2016のすべてのライブステージのラストを飾った。

アップアップガールズ(仮)
M01 マーブルヒーロー
M02 !!!!!!!!(ばんばんばん)
M03 アップアップタイフーン
M04 アッパーカット!
M04 君という仮説

 ASCII @LIVE 2016のラストは、ステージに4グループのアーティストを含む全出演者が集合。それぞれ感想を述べたあとは、「アスキー」「アットライブ!」の掛け声で第1回の記念すべきライブイベントが幕を閉じた。アーティストのライブとデジタルに関するトークパートを組み合わせた斬新なイベントは、来場者数は200人ほどだが、ニコ生での視聴者数は3マン人を超えまずまずの手応え。第2回、第3回の開催はあるのか!? これからのASCIIの挑戦に注目してほしい!

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