東京・日比谷で10月9日〜10月12日の4日間、期間限定イベント「UCCカプセル珈琲店」が開催中だ。10月10日の「UCCカプセルコーヒーの日」に合わせ、カプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッド(DRIP POD)」の魅力を体感できる無料のイベントであり、今年で3年目の開催となる。
今年は5mの巨大ガチャが登場!
今年は東京ミッドタウン日比谷の1階アトリウムに、吹抜けの開放的なロケーションを活かした特設ブースを設置して、ドリップポッドで淹れた無料のコーヒーを振る舞う。初日から多くの来場者が訪れ、賑わいを見せていた。
UCC カプセル 珈琲店は、ガチャを回すことで手に入る「コーヒーカプセルとお菓子の組み合わせ(マリアージュ)」を楽しむイベントだ。会場内にはタカラトミーアーツ監修のもと、特別に制作された高さ約5メートルの史上最上級「珈琲ガチャ」が設置されている。
スマホの画面を見せて受付でコインを受け取り、通常ガチャマシンの7倍という巨大なハンドルを来場者が回すと、ドリップポッド専用カプセルとお菓子、そのマリアージュを解説したカードを収めたカプセルが転がり出てくる。ハンドルにはガチャ特有のカチカチとした手応えがあり、リアルなガチャ体験ができるのもこだわりのポイントだ。
提供するドリップポッド専用カプセルはUCCが厳選した全14種類(定番12種およびスペシャルティカプセル2種)で、その味わいを引き立てるお菓子(フルーツタルトやリンゴの羊羹、フロランタンなど)もプロが厳選したものだという。
メディア向け説明会で登壇した、ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社 ドリップポッド ブランドディレクターの西川満美子氏(中央)、同 ドリップポッド PR担当 中村 文氏(右)、タカラトミーアーツガチャ・キャンディ事業部ガチャマーケティング営業部 マーケティング課課長南 知輝氏
カプセル×カプセルで新しい出会いの機会を提供
UCCカプセル珈琲店は「コーヒーカプセル」と「カプセルトイ」がコラボしたイベントだ。重視しているのは、新しいコーヒーとの出会い。来場者自身が飲みたいコーヒーを選ぶのではなく、偶然性(ランダム性)を取り入れることによって、普段は手に取らないコーヒーの味に気付ける機会を提供する。
同時に、カプセル式ドリップコーヒーマシンのおいしさや手軽さを伝えることも狙っている。UCCのフラッグシップモデルである「DRIP POD YOUBI」はプロのハンドドリップの技を精密に再現できる点が特徴。来場者自身が自分で操作して、自分でも美味しい淹れたての一杯を味える体験の提供も重視している。
会場内には、DRIP POD YOUBIの本体カラーに合わせた5つのスペース(リビング、ワークスペース、和室、ダイニング、ベッド空間)が用意されており、リラックスした雰囲気の中でコーヒーを楽しめる。仕事や街歩きで日比谷を訪れた人が、ほっと一息つくのに最適な空間と言えるだろう。
偶然性を取り入れて新しいコーヒーの魅力を
六本木で開催された昨年のUCC カプセル 珈琲店には、4日間の開催で約4000人が参加し、体験後のアンケートでは97パーセントが「美味しい」と回答するなど、カプセル型ドリップコーヒーに対する満足度の高さを確認できた。
その一方で、UCCが別の機会に実施した意識調査によると、日常的にコーヒーをよく飲む人ほど「味のマンネリ化」を感じており、あまり飲まない人は「好みのコーヒーに出会えていない」という現状が浮き彫りになったという。
例えば、週に6〜7杯以上を飲むヘビーユーザー層は2人に1人が「いつもの味にマンネリを感じている」と回答。逆に、週に1〜5杯飲むライト〜ミドルユーザーでは3人に1人が「味が好みに合わず残してしまった」「新しい豆に挑戦して失敗した」という経験を持っているという。
これをUCCは、新しい味を試したいという気持ちはありつつも、選択の失敗はしたくないという心理的ハードルがあると捉えている。
こうした「マンネリ化」と「失敗への不安」という二重の課題に対し、偶然性で応えるというのが本施策のポイントだ。普段は自分から選ばないような未知のフレーバーであっても、ガチャというエンタメ体験を経ることで前向きに受け入れてもらえる。固定化しがちな日常の飲用習慣に新しい要素を投げかけ、カプセル式ドリップコーヒーの持つ豊富なラインアップと本格的な美味しさを伝えるためのマーケティング施策がUCC カプセル 珈琲店なのである。
タカラトミーアーツとの連携したブランディング
本イベントを力強く支えているのがタカラトミーアーツである。昨年に引き続いてのコラボとなるが、同社としても過去に例がないという巨大ガチャの制作や11月の全国発売に先駆けて実施する「UCC上島珈琲 めじるしガチャマスコット」を会場で先行販売するなど、より深い内容になっている。
UCC上島珈琲 めじるしガチャマスコットは、「DRIP POD YOUBI」や「UCCミルクコーヒー」といったUCCの代表的製品をミニチュア化したもので、パッケージ裏面の極小文字まで忠実に再現された精巧な仕上がりだ。
異業種コラボによって、従来のコーヒーマーケティングではアプローチしにくかった20〜30代の女性層やエンタメに関心が高い若年層へのリーチも期待しているという。イベント会場での「体験」(コト)をカプセルトイという「プロダクト」(モノ)に変換して持ち帰ることで、消費者の日常の中にUCCブランドとの継続的な接点を創出するという、長期的・多層的なブランディング施策でもあるのだ。
2026年は東京以外の会場でも展開
2026年のUCC カプセル 珈琲店は、施策を東京以外にも拡大した。
フラッグシップ会場となる東京ミッドタウン日比谷での開催期間は2026年10月9日(金)〜10月12日(月・祝)までの4日間で10:00〜19:00までの開催となる(初日のみ12:30〜19:30)。公式SNS(InstagramまたはX)をフォローすることで誰でも無料で巨大珈琲ガチャを回せ、抽出体験とイートインでのマリアージュを楽しむことができる。
加えて、10月10日(土)と10月11日(日)の2日間にわたり、愛知県のイオンモール熱田、大阪府のイオンモール大日、広島県のイオンモール広島祇園の3都市の商業施設でもイベントを開催する。
東京以外の会場では、簡単なアンケート回答により無料でガチャ体験が可能となっており、東京会場での5000人、イオンモール3会場での6000人を合わせた合計1万1000人の体験者数を目標として設定している。
この全国展開によって、これまで都市部を中心に行われてきたカプセルコーヒーの魅力を地方都市のファミリー層や幅広い生活者へと幅広く届けることを目指すという。
日本のコーヒー文化を長年牽引してきたUCCが、テクノロジーとエンターテインメントを融合させて提案する「まだ知らないコーヒーの楽しさ」との出会いは、単なるイベント体験の先にある、人々の日常のコーヒータイムをより豊かで広がりのあるものへと変えていくはずだ。
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