「docomo business SIGN」に“MEC×GPUaaS”のソブリンAI環境と大規模向け「Pro」プラン
フィジカルAI時代を見据え、NTTドコビジがNaaS基盤を強化 数万台のIoTデバイスをセキュアに管理
2026年09月28日 07時30分更新
大規模IoT運用とグローバル展開を支える“新プラン”
2つ目のアップデートは、フィジカルAIを含むIoTデバイスの大規模運用に対応するProプランの新設だ。
同プランでは、「回線の一元管理・可視化」「条件設定による自動運用」「API活用によるシステム間連携」といった運用管理やセキュリティ対策の負荷を軽減する機能を拡充。さらに、同プランはグローバルでも提供し、IoT向けのeSIM規格もサポートする。
説明会では、製造から保守までの一連のライフサイクルにおいて、回線管理機能が解決する課題について触れられた。
まず、「出荷・導入」では、ポータルを通じて設定・開通業務を効率化でき、イベントの事前設定による回線開通の自動化も可能だ。「運用」では、国内外の回線を一元管理し、SIMステータス変更やSMS送信などもルールに基づき自動化できる。また、異なる機器での利用を検知して通信を自動停止し、SIMの盗難や誤利用の防止にもつなげられる。
「保守」では、通信状態を可視化することで、障害や異常発生時の迅速な原因切り分けを実現する。APIによって業務システムやサービス基盤と連携することで、遠隔制御や状態通知などを組み込んだ「サービス高度化」も実装可能だ。
グローバル展開では、ドコモによるローミング網を活用しつつ、各国の法規制に準拠する形で順次対応国・地域を整備していく方針だ。eSIMについては、IoT向けの次世代規格「SGP.32」に対応。ポータルやAPIを通じて、遠隔からプロファイルのダウンロード・切り替えを可能にする。これにより、出荷検査時にはドコモの回線を有効化しておき、輸出時には一斉に現地キャリアへ切り替えるといった運用を実現する。
Proプランは、2027年3月より提供開始予定で、自動車や建設機械、監視カメラのメーカーを中心に訴求していくという。同社は、docomo business SIGN全体で、2030年までに累計600億円の売上を目指している。
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