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グリー、Google Cloudの「AMD EPYC」搭載C4Dインスタンスを導入 既存開発フローを活用しコスパ25%以上向上

2026年09月20日 10時00分更新

文● ドリル北村

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 AMDは、株式会社グリーが運営するスマートフォン向けゲームアプリにおける「AMD EPYC™ プロセッサ」の導入事例を公表した。グリーはGoogle Cloudの第5世代 AMD EPYC プロセッサを搭載した「C4Dインスタンス」を採用し、対象ワークロードにおいて従来の環境と比較して25%以上高いコストパフォーマンスを確認したという。

専用プロジェクトは作らず、既存の開発フローで段階的に検証

 数十万人規模のデイリーアクティブユーザー(DAU)を抱える大型ゲームタイトルを複数運営するグリーでは、ゲーム内イベントや時間帯によるアクセス変動に対応するため、高いCPU性能と柔軟なスケーラビリティを持つインフラが求められている。同社のゲームサーバーはコンテナベースのアーキテクチャを採用しており、1タイトルあたり16コア以上を利用するゲームインスタンスを数百台規模で運用している。

 通常、新しいCPUやインスタンスタイプを導入する際には膨大な検証工数が発生するが、グリーは専用の検証プロジェクトを新たに立ち上げるのではなく、既存のゲーム開発プロセスに評価手順を組み込む手法を選択した。

開発フェーズ: ゲームサーバーが複数のインスタンスタイプ上で動作する環境を整備。開発者がCPUの違いを意識することなく機能開発を進められる体制を構築した。

負荷試験フェーズ: 実際のユーザーアクセスを想定した通信を再現し、レイテンシやCPU使用率などを比較評価。C4Dインスタンスの優れた性能とコスト効率を確認した。

QA・本番展開フェーズ: 選定したインスタンスタイプで品質検証(QA)を実施。本番環境では複数のインスタンスタイプやSpotインスタンスを組み合わせることで、リソース確保と高い可用性を両立させている。

高密度なインフラ環境とFinOpsの推進を実現

 今回の導入により、グリーはより少ないサーバーで多くのコンテナワークロードを実行できる高密度なインフラ環境を実現した。負荷試験においては、レイテンシ改善、CPU使用率低減、およびインスタンスコストを総合的に勘案した結果、25%以上のコストパフォーマンス向上(※グリーによる評価値)を実証した。

株式会社グリー 開発本部 インフラ共通部 副部長の後藤浩行氏は、次のようにコメントしている。

「AMDのテクノロジーは、優れた性能、スケーラビリティ、そしてコスト効率を兼ね備えていることから採用しました。これにより、ワークロードによっては25%以上高いコストパフォーマンスを実現するとともに、インフラコストを削減しながら、お客様に高性能で信頼性の高いゲームサービスを提供できるようになりました」

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