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業務を変えるkintoneユーザー事例 第333回

「しょせんノーコード」を覆す、IT部門不在で挑んだ内製DXの道のり

クリーニング屋が人手不足を“人手以外で”解決 一度は手放したkintoneを復活させ、AIで販管費を半減するまで

2026年09月29日 13時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp 写真提供● サイボウズ

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「人手不足を“人手以外で”解決する」を届けたい

 きららは、こうした出戻りkintoneとAIの組み合わせにより、2025年1月~4月に約934万円かかっていた販管費を、2026年の同期間では約466万円へと半減させた。筒井さんは「人手不足を“人手以外で”解決する」と力を込め、これこそが深刻化する日本の人手不足問題を解決する唯一のアプローチだと訴える。

「僕らも以前はもっと従業員がいました。でも、その抜けた穴を人で埋めようとする限り、給料も生産性も上がりません。kintoneで頑張って、AIで何とかして、例えば3人辞めた穴を2人で回せるようにできませんか。人件費の予算を変えずに、一人分の給与を按分すれば、みんなの給与が増えます。日本中の企業がこれをやれば、人手不足は解決されませんか」(筒井さん)

「人手不足を人手以外で解決する」

 ただ、言うのは簡単だと筒井さんも認める。きららでは現在、4人の従業員で現場を回しており、人を増やして欲しいと言われることもあるという。ただ、これまでと違うのは給与が上がっていることで、以前よりは人が辞めていく心配はしていないという。

 最後に筒井さんが改めて強調したのが、kintoneの真の魅力は非エンジニアのための「成長環境」を構築できる点にあるということだ。

 そのkintoneにAIが組み込まれることで、「kintoneのエコシステムによる共創がバージョンアップする」と筒井さんは予測する。「AIの登場によって良くも悪くもベンダーやプラグインの開発会社、支援パートナー、非エンジニアの垣根が崩れ始めています。AIを中心に、kintoneのエコシステムの中にいる人たちの共創が促進されて、サイボウズの言う“チームワークあふれる社会”が高まっていくのでは」と締めくくった。

kintoneはエコシステムの全員が乗る共通の土台に

 セッション終了後には、サイボウズ松山オフィスの村上優さんとのアフタートークが繰り広げられた。

村上さん:サイボウズの方なのかなと思うほど、胸にぐっと刺さる話でした(笑)。ITできないは言い訳にならないという話もありましたが、60代の社員の方もアプリ作成をされているのでしょうか。

アフタートークの様子

筒井さん:クリーニングをするために入社したのもあり、アプリまでは作れませんが、それでもフィードバックを適切にしてもらえるよう取り組んでいるところです。

村上さん:今回、kintone hiveに出るきっかけは何だったのでしょうか。

筒井さん:2025年にkintone Cafe 山口に登壇して事例を紹介したのですが、API接続をChatGPTと壁打ちしながら実装したという話をしたら反響があって、この場を勧められました。

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