「単なる契約の電子化」から「契約データの利活用」へ 新社長が語るビジネス戦略
契約管理プラットフォーマーとして“第2フェーズ”を加速させるドキュサイン レビューAIやAIエージェントを投入
2026年09月14日 07時30分更新
経営基盤としての“契約管理プラットフォーム”確立を目指す
2026年6月に取締役社長に就任した吉田氏は、こうしたAIを活用した契約管理プラットフォームの訴求に注力する構えだ。同氏は、「われわれはプラットフォームベンダーになり、新たなカテゴリを確立していく。ドキュサイン社内では“第2フェーズ”と位置付けている」と語る。
そのための日本市場における戦略として、次の3つを挙げている。
1つ目は「重点顧客への集中的なソリューションの提供」だ。直販体制を強化して、大企業を中心に“経営基盤”としての価値を直接提案していく。2つ目は「業種・業界に特化したカスタマイズ」だ。業界ごとの商習慣や契約実務の違いを踏まえたソリューションを提供していく。3つ目は「顧客・パートナーエコシステムの拡充」だ。1つ目の価値訴求後のサポートや2つ目の柔軟なソリューションの提供に至るまで、国内SIパートナーと二人三脚で推進していく。
加えて、組織体制強化の一環として、8月にオフィスを虎ノ門ヒルズ森タワーに移転したばかりだ。国内独自の要件対応も推進しており、2025年12月にはLiquid社との連携によって、マイナンバーカードのICチップ読み取りによる本人確認を契約プロセス内で実行可能にしている。
吉田氏は、「すべての合意を力に、日本の可能性を切り拓く」という目標を掲げ、契約という基盤を新たな価値創出につなげる支援を強めていく意向だ。
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